ランブイエの森に、行こうとした。夫が今月末までヴァカンス中だから、宿泊はしないにしても、どこか行きたいのだ。ランブイエくらいまで遠出するのは、久しぶり。2ヶ月間、公園の閉まったパリで、石造りの中で暮らしていたので、自然と触れ合いたい渇望があった。
パリ近郊のブローニュ、ヴァンセンヌは森と言えば、森なのだが、本当の森はもっと、もっと野生的で。。。
モンパルナス駅から各駅停車の近郊電車に乗った。列車の中には、「マスクを付ける」「食べ物を食べない」などの注意書きがある。「距離を保とう。2席に1席開けましょう」とある。
【「マスクを付ける」「食べ物を食べない」などの注意書き】
【「距離を保とう。2席に1席開けましょう」の注意書き】
正午前に乗ったが、乗客は少なかった。2階の1両に自分たちを入れて4ー5人程度だから人との距離は、5メートル以上離れているのに、罰金制なので約一時間マスクし続けないといけない。凄く暑かった。
ランブイエの一つ前の駅Le Perray(ル ペレ)で降りた。近くの森を歩き、etang de Saint hubert(サンユベール池)と、etang de Pourras(プラ池)を見渡した。森は、整備されていて心地よく歩けた。
【5枚の写真はル ペレの駅から一時間程度歩き回った場所】
そこからさらにランブイエの森まで歩こうとした。ところが、googlemapでは通ることができるようになっているのだが、途中に門があり、鍵がかかっていて通り抜けられなくなっていた。同じ道を戻った。他の道からランブイエの森に行くか悩んだ。もしかしたら森全体に鍵がかかっていて入れないかもしれない。歩き続けて最後の最後で鍵がかかっていて出れなかったりすると、落ち込むなあ。
同じ道を引き返すことにした。結局、ランブイエの森には行けなかった。それで良かったのかもしれない。ランブイエの城も城の周りの公園も閉まっていた。そして森に入る入り口も大きな柵があって閉まっていた。もし、ここまで歩いて出れなかったら、相当ショックだったろう。ランブイエのお城には以前に入場したことがあるから、期待していなかったのだが、森に一度行ってみたかったのだが。。。
代わりにバスでランブイエに行き、ランブイエの街を歩いた。
【バスの中。ここには座るなのシールが貼られている。各社デザインは違うようだ】
【ランブイエの公園。一箇所だけ開いている門があったがロープが張り巡らされ、警察の見回りもあって、自由に入れなかった。】
【遠くに見えるランブイエ城】
駅の待ち合いで、フィリップ首相の演説を確認した。今は自宅から100キロメートル以内しか証明書がないと行けないのだが、それは6月2日からいらなくなる。でも、6月2日からだと、もうヴァカンス終わってるから100キロメートル以上に行くのは私個人は夏まで待たないといけない。そして、イルドフランス地方はラッシュアワー時は許可証を持ってしか公共交通機関を利用できないのは、すぐにはなくならないようだ。公園も今週末から開くが、パリ市はマスクを付けるなどの決まりがあるようになるかもしれない。シャンゼリゼ公園もマスク着用で、コーヒーも飲めなくなるってこと? そのうえ、レストランやバーがテラスokとのことで、家の近くのカフェやバーの前の狭い道に人が既に集まるようになり、車とすれすれでますます歩き辛い、危なくなって来ている。ふううううう。
帰りは国鉄SNCFの列車で、パリまで一駅しか止まらず早く帰れた。
【SNCFの2席に1席開けましょう、のシール】
公共交通機関は往復とも全部空いていた。バスで帰ったら、セーヌ川岸辺に大勢の人々がいるのが見えた。いくつものバーやカフェの前に、大勢の人々が集っていた。今日私の行った場所は自然しかないので、たまーに人とすれ違うというくらいだった。私も不要不急じゃないのに、遠出していて、あまりいいこととは言えないのだろうが、人との接触は極力避けた方がいい気がしている。
そして、この時期はどこかに出かけても、絶対ここに行かなきゃと無理しない、無理しない。
後にこういう記事を見つけた。参考にすれば良かった
https://www.sortiraparis.com/loisirs/sport/articles/216912-deconfinement-idees-balades-et-randonnees-a-moins-de-100km-de-paris