パリ徒然草

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日常が戻ってきた。明日からテラス席営業OK

 今日はLundi de Pentecôte(聖霊降臨祭の翌日の月曜日)で祭日。天気は良かったが、ほぼ家の中で過ごした。コンフィヌモン(外出制限令)の日のように。

 夕方開いている公園を通り過ぎた。芝生にバスタオルを敷いて日光浴するカップル、水着姿の人たち、たくさんのグループが芝生でピクニックしていて楽しそうだ。もともと天気のいい日は人は多かった公園なので、去年と同じくらいか、ちょっと少ないくらいの人出だ。日常が戻ってきた。

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 良かった。マスクしているのは私ともう1人くらいしかいない。野外では基本マスクなしでいいと思う。

 昨日夫のお母さん(フランス人)に会ったのだが、彼女はマスクを敵視している。一方でお友達や子供たちはマスク推進派が多いようだ。友達は通りでも公園でも、絶えずマスクをつけているし、家族から自家用車の中でマスクをつけろと言われたりもして、嘆いていた。私もちょっとやり過ぎだと思う。

 ネットの記事によると、シスリーという印象派の画家に描かれたモレ シュル ロワンというパリ郊外の小さな町があるのだが、風光明媚なため、コンフィヌモンが終わると、たくさんの人が訪れ、市は驚いて、週末と祭日はマスク必須にした。市長が観光客にマスクを配ったりもしているそうだ。(actu franceの記事) 

 3月までは、マスクは有害ですらあると言っていたのに、極端だな、と思う。私が思っていたより変化への適応能力高いのかもしれない。

 この3日間で2回、マスクしたまま、ビズ(ほっぺにキス)する人たち、グループを見かけた。一応禁止だけど、罰金制とは聞いてない。マスクしたまま、男同士でグループ全員がビズする姿が可愛らしく見えた。ああ、フランスだな、これもフランスの文化だな、と久々に見たとき思った。マスクしたままというのは、初めて見たので衝撃でもあり、全員のビズが終わるまでつい見続けてしまった。

 レストランのテラスの問題も、その後動きがあった。本来は6月2日からテラスOKだったのに、早々とテラス営業をした、いくつかのお店が罰金を課された。パリ市内のいくつかの道がレストランのテラス営業のため、歩行者専用になる。テレビでは車を運転する人が「自分の駐車場や家があるのに、道を通れない」と嘆いていた。

 全員が納得するやり方は難しい。それでも、初夏の柔らかな陽光の下で、工夫しながら、模索しながら、道を見つけ出している。

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参照記事 
 https://actu.fr/ile-de-france/moret-loing-et-orvanne_77316/sud-seine-et-marne-port-du-masque-obligatoire-les-week-ends-et-jours-feries_33969236.html