7月5日日曜。パレ•ロワイヤルに行った。
パレ•ロワイヤルにはフランスの文化省がある。日本には文部科学省はあるけど、文化省ってないよね。文化大臣としては音楽祭の日を作ったジャック•ラングさんが有名だけど、次の文化大臣は誰だろうね?そんなことを話しながら行った。
おお、文化省の前でダンスしている!
美しい!
建物も素晴らしくて絵になるなあ。
みんな新型コロナウイルス恐れてないんだね。幸せそうにダンスしている人たちを見ると嬉しくなる。こっちもエネルギーもらうよ。
パレ•ロワイヤル公園にはユニークな椅子があった。ベンチや椅子に言葉が書いてある。2016年、カナダのアーチストのMichel Bouletの作品で、10体のこのような椅子が置いてある。
例えば、一つの椅子には、「La mer est ton miroir ; tu contemples ton âme Charles Baudelaire」と書かれている。
「海は、あなたの鏡。あなたの魂が見える シャルル ボードレール」くらいの意味だろうか。
調べたら、人間と海(L’homme et la mer)というボードレールの詩の一節だった。
さすが、文化省の前にあるだけあって洒落ているなあ。
鳩が彫刻の頭の上にいた。
どこか絵になるパレロワイヤルの公園。
7月6日月曜日。ロゼリン•バシュロさんが文化大臣になった。早速文化省に引っ越したとテレビで言っていた。
https://fr.m.wikipedia.org/wiki/Roselyne_Bachelot
コンフィヌモン(外出制限令)中に今より新聞を読んでいたときに、マスク問題に関するバシュロさんの記事を読んだことがある。サルコジ大統領時代、バシュロさんが保健大臣だったのだが、マスクをたくさん用意したのに、新型インフルエンザが大きく流行せず、税金の無駄遣いと批判されてしまったのだ。今回マスク不足で政府が批判されてしまったわけだが、マスクは用意しておくべき、彼女が正しかったということが証明された。
日本では新型コロナウイルスの感染者が増えたと
ニュースで読んだ。
7月5日現在、日本の1日の感染者数240人。
フランスは7月4日現在、感染者数448人。
日本の人口はフランスの約2倍だ。
日本人は心配症だ。他のアジア人に比べても、欧米人に比べても、不安を感じる遺伝子が日本人の中にはるかに多いと聞いたことがある。それが日本人一人ひとりがコロナ予防に気を付けて、感染者や死者の抑制に効果があったのかもしれないとも思う。
https://news.biglobe.ne.jp/trend/0520/fnd_200520_4614932874.html
私もその遺伝子持っていそうだ。フランス政府は何も言っていなかった3月初めからマスクしていたり、私も周りから浮くくらい用心深い。今でも道を歩いていても、頻繁にアルコールジェルを使ったり手洗いしたり。他の人はそんなことはしていなさそうだ。周りから見ると、ちょっと気にしすぎの人かもしれない。
そのせいか、抗体検査受けたが、抗体持っていなかった。残念。そもそも早めに免疫つけるのと用心し続けるのと、どっちがいいんだろう。
気楽にいこう。深呼吸しよう。できることをやろう。無理しない範囲で。自分の勘に従おう。コントロールできることって案外たくさんはないのだ。