パリ徒然草

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革命記念日 厳かな式典 花火もテレビで見るべき?

 今日は、7月14日(カトルジュジュイエ)。フランスの革命記念日(日本ではパリ祭)で祝日。今年は新型コロナウイルスの影響で、祝賀行事は縮小して行われる。

 初めてテレビで軍事式典の生中継を見た。ちなみに現地で見たことはまだない。午前10時半ごろ、テレビをつけたら、コンコルド橋の上に騎馬隊が整列していた。コンコルド広場にも整列した、たくさんの兵士たちが映っていた。
 恒例の大規模軍事パレードをテレビですら見たことがなかったので例年と比べられないのだが、厳かで、美しい式典だった。程なくマクロン大統領がコンコルド広場を軍用車に乗って、回り始めた。

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 (後で、ニュースで見た感じだと、新型コロナウイルス感染者の治療に尽力した医療従事者に対し、マクロン大統領らが敬意を表明した。新型コロナウイルスで亡くなった方の遺族も招待され、涙ぐむ遺族も多かった。)

 通常はシャンゼリゼでのパレードだった。行くなら朝早く並ぶべきと聞いて行ったことがなかったのだが、テレビで見る限り、今年は、招待者しか入れず、一般人は、近くで、見学するのは無理だったように見えた。シャンゼリゼでのパレードが中止になるのは第二次世界大戦時以来と聞いた。

 そのままテレビを見続けようか、とも思ったが、せめて、飛行機やヘリコプターが飛ぶのを自分の目で見ようと午前10時40分、テレビを消してセーヌ河の橋まで早歩きで行った。

 残念。赤、青、白の煙とともに飛行する最初の飛行機に間に合わなかった。あまりいい写真が撮れなかった。

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 23時からはシャン・ド・マルスで、エッフェル塔をバックに、約30分間花火が打ち上げられる。今年は例年と違ってシャン・ド・マルス公園など間近からの見学ができない。グルネル橋ーアルマ橋ーシャン・ド・マルス公園ートロカデロなどエッフェル塔周辺の区域は立ち入り禁止になる。代わりにテレビのFrance 2で生放送がある。

 16区に見に行こうかと思っていたが、雨がチラついたり、曇り空なので、辞めた。これまでに、2度、16区の路上で花火を見たことがある。その頃は周辺の公園でも見ることができ、人もバラけていたから、トロカデロから遠くない路上には人もそこまで多くいなかったのだが、今日はどうだろうか。万が一、人が多かったりすると、警察も取り締まりを始めるだろう。住宅街も、住所を証明するものなしには入れなくなる可能性がある。

 例えば、今年の新年の花火はモンマルトルから見たが、通常の状態だったにもかかわらず結構人がいて人混みの間から見る形だったうえ、全体は見えなかったという記憶だ。

 去年のカトルジュ•ジュイエもパリにいたのに、疲れているという理由で花火を見ず、寝てしまった。既に21時50分。今年はせめてテレビで見るか、どこか遠くから見るかなあ。

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航空ショーも、テレビの映像は凄い。