パリ徒然草

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今日から屋内の公共の場所でマスク義務化

 今日20日月曜日から、フランスでは、すべての公共の屋内でマスクが義務付けられました。マイエンヌやボルドーブルターニュなどで新型コロナウイルスの感染者が増えていることもあって、マクロン大統領が7月14日の演説でマスク着用の強化を求めました。

 日本の方は、今更マスク、と思うかもしれないですね。

 日本では1月、2月から、マスクの話題。3月頃にマスクを手作りする人がたくさん現れ、罰則がなくてもマスクをつけるのが当然になり、もうマスクをするのは当然の感があるかもですね。

 フランスは日本より、ちょっと遅れて3月ごろマスク不足が話題に。そして今では、なくてはならない存在になりました。薬局でマスクは買えますし、ブティックやキオスク等におしゃれな布マスクも売っています。

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【街角でオシャレなマスクが売っている】

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和柄の布マスクの販売も見つけました】
 
 公共交通機関では、これまでもマスクは義務だったのですが、現実には数%の人は義務で罰則があってもマスクをしていませんでした。私もここ2ヶ月の間に、交通交通機関で合計10人くらいマスクをしていない人を見かけました。悲しいことですが、フランスのバイヨンヌでは、マスクをしていないことを注意した運転手が5人から殴り殺される事件すらありました。

 今更ながら私は最近、いくつかマスクを手縫いしました。


 コンフィヌモン(外出制限令)中、布やゴムを買おうと思っても、うろうろしづらいので、どこで買えばいいか分からず、近くのスーパー等でマスク用に使えそうなゴムは売り切れ。コンフィヌモン解除後、おお、ゴムが売ってる!と中国人経営の手芸屋さんで買い、おお、布が売っているとモンマルトルのふもとの生地屋さんでうれしくなって買いました。5月半ばの話です。

 結局、その頃にはフランスのマスク不足は解消され、マスクそのものを簡単に購入できるので、買ってしまい、作らず布等を放っておいたのですが、時間を見つけて最近やっと作ったのです。ちなみにたくさん作って友達にもあげました。

 YouTubeの日本語版のマスクの作り方を見て、いろいろな作り方で作ってみました。

 残念ながら自分で作ったマスクは暑かったです。生地を買うときにじっくり考えることをおすすめします。

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【購入して使っているメイド イン フランスの布マスク。毎日洗うしちょっと疲れて来たので、新しくマスクを作ったのですが】


 今日20日は2台のバスに乗りましたが、1台目のバスでは、バスの前のドアから入ると、珍しくコントローラーが2人いました。マスクをつけていないと罰金135ユーロなのでチェックしていました。さらに、バスのチケットは新型コロナウイルスの影響でバス車内では買えないので、コントローラーに監視されている中でバスの乗車を諦める人がいました。運転手もコントローラーも切符を売ってくれないのです。
 一方で、2台目に乗ったバスでは、新型コロナウイルス対策のため、バスの前のドアから乗れないようにしてあり、チケットに刻印する機械も使えず、結果的に無賃乗車できる状態でした。


 私は布マスクは毎日洗います。60度以上のお湯に20分以上つけた後で、石鹸で手洗いしています。

 友達に、この話をしたら、「マスクを私は洗ったことがない」と言いました。
「使い捨てマスクだもんね。毎日捨てるんでしょ」
と言ったら
「いや、ずっと同じマスクを使ってる」

ええっ!

驚きました。

 そうすると、1ヶ月とか2ヶ月間くらい洗わず、ずっと同じ使い捨てマスクを使ってる?まあ、パリ郊外に住んでいて、マスク使う機会もあまりなかったかもだけど。

 ちなみに、仕事でマスクをしないといけない場合、使い捨てマスクは1日に3枚支給されています。3-4時間で捨てるべきという考え方です。

 私も毎日洗わなくても大丈夫なのかも。もっといい加減でいいのかも。それでも体調良さそうに見える友達を見て、そう思ったのでした。

参照記事
https://www.excite.co.jp/news/article/Fumumu_168694/