パリ徒然草

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セルフ アートセラピー

 私は、近代建築の巨匠、ミニマリストのル•コルビュジェじゃなかった。

 

 キッチン改造について考えて、考え抜いて、ついに頭が爆発した。メジャーで測り、計算して定規片手に設計図を書いて、ネットで既製のキッチンを探し出して並べ。。ダメ、また、部屋が狭すぎて入らない。ワーッ。発狂しそう。

 

 あー、ダメだ。この作業以外なら、何でもしていい気がした。急に何でもいいから、適当に好きなこと、設計図以外をやろうと思った。

 

 いろんな色のフェルトを取り出した。鉛筆で線を引いたりしない。フェルトにいきなりハサミを入れる。適当に切る。マチスになった気持ちで。


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 そう、これはフランスの画家、マチスの切り紙絵という手法だ。マチスは病気で車椅子生活になり絵筆が握れなくなったとき、紙に好きな色を塗って乾かした紙を切っていた。

 

 私は持っていたいろんな色のフェルトを適当に切る。マチスっぽく切る。普段は失敗したらフェルトがもったいないとか思う性格なのだが、頭が爆発したおかげで、ガンガン切れる。気持ちがいい。

 

 そのうえ、その作業自体が楽しい。癒やされる。切ったものを自分のセンスで並べてキャンバス(拾った物)に木工用ボンドで貼った。


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【製作途中】

 

 初めてやったが楽しい!。工作大好き。子供のような遊びだが、楽しんでやったことが伝わる気がする出来と自我自賛。製作時間=癒やしの時間、1時間強でした。

 

 まあ、でもちょっと色も形も多すぎた。ミニマリストじゃないってバレてるなー。

 

 ちなみにこれは、一種のアートセラピー。頭が爆発しそうなときにお薦めです。いらない雑誌を切り貼りしても楽しいですよ。