パリ徒然草

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ハロウィン 古代ケルトのお祭り

 今日はハロウィン。私自身は人生に一度もハロウィンに特別の何かをしたことがない。夫の家族も何もしない。カトリック起源のお祭りではない。

 

 フランスに住むようになり、日本から離れた後、東京渋谷での仮装での若者たちの大騒ぎがニュースで報道されるようになって驚いた。アメリカ由来なのだろう。今年は新型コロナウイルスの影響で人出は少なく、バーチャル渋谷というイベントをネット上で行っていた。

 

 フランスではいくつかのお店がハロウィンのデザインの物を売っていたり、ショーウインドーがハロウィンのディスプレイになっているのを見かける。パリのホラーハウスには仮装した若者たちが列を作って、入場を待ったりする。商業的に風物詩的に少し登場するイメージだ。


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 ハロウィンについて調べてみた。

「毎年10月31日に行われる、古代ケルト人が起源と考えられている祭。

 古代ケルトドルイドの信仰で、「サウィン祭」は毎年現在の暦で言えば10月31日の夜に始まった。ケルト人の1年の終わりは10月31日で、この夜は秋の終わりを意味し、冬の始まりでもあり、死者の霊が家族を訪ねてくると信じられていた。時期を同じくして出てくる有害な精霊や魔女から身を守るために仮面を被り、魔除けの焚き火を焚いていた。

 

 これに因み、31日の夜、カボチャ(アメリカ大陸の発見以前はカブが用いられた)をくりぬいた中に蝋燭を立てて「ジャック・オー・ランタン (Jack-o'-lantern)」を作り、魔女やお化けに仮装した子供たちが近くの家を1軒ずつ訪ねては「トリック・オア・トリート(Trick or treat. 「お菓子をくれないと悪戯するよ」または「いたずらか、お菓子か」)」と唱える。

 

 トリック・オア・トリートは、悪霊・悪魔に生贄(=供物=お菓子)を捧げるか、それを拒み災厄(=いたずら)を選ぶか、という趣旨だと考えられる。そしてそれは、ローマ化あるいはキリスト教化以前の過去には、ただの形式的な儀式ではなく、実際に人身御供的生贄儀式が行われていた、名残であろう。

 

 現代では特にアメリカ合衆国で民間行事として定着し、祝祭本来の宗教的な意味合いはほとんどなくなっている」。(ウイキペディアよりまとめ)

 

 私は骸骨のお面は怖い。悪魔も苦手。悪魔になりたくはないなあ。


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【パリのハロウィングッズを売っているお店のショーウインドー】

 

 調べていたら、古来、カボチャのお面は子供の顔をくり抜いた物だったーと解説している人がいて、ますます怖くなった。ハロウィンとは関係がないが、昔のヨーロッパでは、戦争して、敵の首を取り、その首を蹴ってサッカーしていた、という話も聞いた。古代の人たちは残酷で、怖いなあ。

 

 いや、現代もあまり変わらないのか? ニュースでは、フランスリヨンの教会でまた、テロと伝えている...