パリ徒然草

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映画「1984」の世界 小さなお店のクリスマスの飾り付け

 市民は常に「テレスクリーン」と呼ばれる双方向テレビジョンで支配されている。映画「1984」の1シーン。作家、ジョージ•オーウェル(1903−1950年)が描いた小説が原作だ。

 

 政治家の言葉をテレビの前で待つ自分をあの映画の登場人物のようだ、と思う。3月以降、約9ヶ月間、何度、大統領や首相の言葉をテレビの前で待っただろう。そういうことは今までの人生でなかった。

 

 24日にマクロン大統領のテレビ演説があり、外出証明書の携帯は必要ではあるが、28日から散歩、運動等の目的での外出は、自宅から20キロ圏内において3時間まで認められるようになった。今までよりは自由になる。このちょっとした自由の拡大を喜ぶべきなのだろう。


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 昨日夕方、月が見えて空がきれいだった。

 

 今日の午後、テンションをあげたくて新しいセーターを着て出かけた。セーターは、10月に買ったばかりだった。セールになっていて、たった12ユーロ(約1500円)だった。

 

 その店の販売員は中国人だと思う。製造地はPRCとあり、中国から輸入されたものだが、優しい色で、穏やかな気持ちになり、レースの飾りも可愛らしく、暖かな毛布にくるまれているように着心地も良い。

 

 ちなみに白のコートは同じアパートの住人が捨てる代わりに不用品を置く場所があり、そこで拾った物だ。

 

 歩いていると、小さな個人商店でクリスマスの飾り付けをしたショーウインドー(下の写真4点)がいくつもある。

 

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 今年は、クリスマスマーケット(マルシェドノエル

)がないのは寂しいが、28日からはすべての商店が開き、もっと賑やかになるだろう。

 

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映画「1984」フランス語字幕

https://youtu.be/3FdzsJiCnw8