昨年6月半ば、ロックダウンが終わってしばらくしたころ、パリから日帰りでシャルトルに行った。1日の旅行ことなのに、密度が濃く、調べたくなったことも多く、後回しで今日まで書いていなかった。
3回に分けて書こう。パリから87Kmしか離れていないのに、ここに行ったのは2度目。パリのモンパルナス駅から列車で約1時間あまり。
一際高くそびえ建っている大聖堂が、ユネスコの世界遺産でもある「シャルトル大聖堂」。正式名称は「ノートルダム大聖堂」。駅から歩いて行くと、遠くに大聖堂が見え始めた。
左側がゴシック様式、右側がロマネスク様式の鐘楼。左右非対称である。
外観を見るだけでも、大きくて圧倒された。
私が感動したのは西正面扉口の人物の胴体を長くした彫刻郡たち。美しすぎ。(前回来たとき覚えてない。初めてのように感動しました。修復が進んだのかも?)12世紀半ばの傑作だそうです。
ロマネスク様式のフランス教会建築を見るときの教科書として「芸術新潮2002年8月号」をいまだに参考にしている。シャルトルも紹介されていて、タイトルは「シャルトル 800年前の巨大タイムカプセル」だった。その解説によると、12世紀から13世紀というゴシック全盛期につくられた大聖堂のうち、建築から彫刻、ステンドグラスまで、ほぼそのまま残っているのは、シャルトルだけだという。ほお。
上の写真も、拡大したら、彫刻が凄い。私は数時間見ただけだったけど、じっくり見て理解しようとするときりがない。
中のステンドグラスもシャルトルブルーとして有名です。
【1番右が「エッサイの家系樹」のステンドグラス】
【「エッサイの家系樹」のステンドグラスの拡大】
【上の写真の右側が「美しき絵ガラスの聖母」のステンドグラス】
【「美しき絵ガラスの聖母」のステンドグラスの拡大】
【薔薇窓】
時計も美しい。フランス最古という情報も。
私たちは車もないし、現在、18時までの夜間外出禁止令でレストランや美術館が閉まってしまうと、寒い冬に日帰り旅行厳しいのですが、車をお持ちの方は、大聖堂だけ見学に行っても見応えあると思いました。
大聖堂と街が一体となっている感じも面白く、視界にしばしば大聖堂が入りながらの街の散策も楽しかった。
シャルトル探訪記、今後、「美術館見学とレストラン」 「ピカシェットの家」の2回に分けて書く予定。
探訪記2「ピカシェットの家」
https://clairefr.hatenadiary.com/entry/2021/02/01/125043