パリの地下鉄オデオン駅の乗り換えでスリに遭ってしまった。
リュックを背負っていたところ、近くの女性があなたのリュックが開けられて中身を盗られているのを見た、まだ、あの辺にいる、と教えてくれた。やばい、確かにきちんとファスナーを締めていたはずのリュックが開いている。
追いかけて、犯人らしい3人組の男性に詰め寄った。俺たちは何も盗ってない、と言い張る。持っていたビニール袋を見せて何もないだろ、と言った。どうしよう😥滞在許可証、カード、全部盗られてたら...。
確認したのだが、カード、財布、携帯電話等は全部あった。ホーーッとした。一つだけ探しても出て来ない物、それは10ユーロ札である。
そんなことがあるんだろうか。財布もカードも滞在許可証も盗まず、お札だけ持っていく。凄いなあ。神業だ。ある意味、尊敬に値する。
パリの地下鉄のスリは、ますます、凄いテクニックである。全く気づかない。何度か盗られて警察に届けたが、進展があったことは一度もない。
警察署に届けたとき、対応してくださった担当者の警察官の机の上には、積まれた届け出書類の山がいくつもあった。崩れそうだ。こりゃ、私のスリなんて相手にされないだろうと思った。私が届けているとき、隣で届け出している男性も地下鉄のスリに関する届け出で、まったく同じ路線だった。
盗まれにくいバックの形状にすることや現金をたくさん持ち歩かないことくらいしか防衛策はない。
今回は大事な物が無事で良かった。
物乞いの人や路上生活者もますます増えている印象だ。地下鉄の中では「80サンチームください」と言って回る男性がいて、路上に座っていて「50サンチームください」と言う女性がいた。
気を取り直して、予定通りパリ郊外のサン・クルー公園に行った。今日は、いい天気。人出も多い。
黄水仙がたくさん咲いていた。フランスでは「jonquille(ジョンキーユ)」または「narcisse(ナルシス)」と呼ぶようだ。
遠くにエッフェル塔が見えるサン・クルー公園。
森も美しい。
去年10月にも、サン・クルーに行っていた。秋と春の初めでは雰囲気が違う。
https://clairefr.hatenadiary.com/entry/2020/10/19/021604
サン・クルーの街。
帰りは地下鉄では、リュックを前に持って歩く緊張ぶり。家に帰って、精神安定剤代わりのチョコレートをいただいて、薔薇の花を見てホッとした。いただき物のmitsuhaさんのチョコレート。そのひと粒に癒やされた。
サン・クルーについて wikipedia
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%B3%EF%BC%9D%E3%82%AF%E3%83%AB%E3%83%BC