3月某日。週末を避けてセーヌ川岸を歩いた。ノートルダム橋から川辺の道に降りた。
シャンジュ橋が見える。
シャンジュ橋の下を通る。シャンジュ橋は両替商(シャンジュ)があったことから、その名がついたのだそうだ。
前方に、ポンヌフ橋が見えてきた。
左手に、シテ島のコンシェルジュリーがセーヌ川をはさんで見える。先日、テンプル騎士団をテーマに書いた際に、マリー・アントワネットがテンプル塔に幽閉されていたと書いたが、コンシュジュリーはマリー・アントワネットが1793年8月2日から10月16日までの最後の2ヵ月半を過ごした独房があることで知られる。
川岸から坂を上がって、通りを歩く。
私は貨物船がセーヌ川を横切るのを見るたび、1991年製作のフランス映画「ポンヌフの恋人」のラストで流れるLes Rita Mitsouko(レ・リタ・ミツコ)のles amants(レ•ザマン、恋人たち)という曲が頭の中でかかってしまう。そして、つい写真を撮りたくなる。
ちなみにこの映画自体は、パリのポンヌフ橋で撮影せず、南仏モンペリエ近くの自然しかないような場所に巨大なセットを作って撮影した。
右手にサマリテーヌ百貨店の建物が見える。今年4月にオープンするという話も聞いたが、どうだろうか。工事に時間がかかったのだろうか、新型コロナの影響だろうか、オープンが延び延びになっているようだ。
ポンヌフ橋を渡った。
今年2月11日に、雪の中、芸術橋を渡った。そのときに芸術橋の上から見ていたのがポンヌフ橋だった。
私のブログ
https://clairefr.hatenadiary.com/entry/2021/02/11/072420
遊歩道や木が川の水の中にあったことを思い出した。あれから1ヶ月も経たない間に、川の水位は落ち着き、寒くなくなった。時が解決することは多いんだなあ。心配し過ぎも良くないですね。
人々も川岸で、愛を囁きあったり、笑い合ったり、大声で話したり、愚痴を言い合ったりしている。(複数のニュースによると、今日は、先週末に続き、セーヌ川沿い人が多すぎて警察が立ち退かせたようだが、私が見たときは人もそこまで多くないし、和やかでした)
【今日の快晴のセーヌ川。アルコル橋の上から】
私の頭の中でやっぱり、この音楽が響き渡りました。
映画「ポンヌフの恋人」のラストシーン
それにしても、セーヌ川にはたくさんの橋が架かっていますね。この地図の写真を撮っておいて良かった。
【参照したウイキペディア】
ポンヌフ
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9D%E3%83%B3%E3%83%8C%E3%83%95
シャンジュ橋
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%A5%E6%A9%8B
アルコル橋
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%82%B3%E3%83%AB%E6%A9%8B