パリ徒然草

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オリンピックの聖火台を見に行った

 オリンピックの聖火台を1日の中で2回見に行った。

 

 7月29日午前11時過ぎ。ここは、五輪開会式のあったセーヌ川。川の中には、ルーブル美術館に展示されている絵画ジョルジュ・ド・ラ・トゥールの「ダイヤのエースを持ついかさま師」の顔の一部がある。その向こうにある銀色の丸い球が聖火台。

 こちらのお顔↑もルーブル美術館にあったイスラム美術の作品の一部だろうけど作品名までは思い出せない。

 

 

 フォンテーヌブロー派の画家により1594年頃に描かれた絵画『ガブリエル・デストレとその妹』(フランス語: Gabrielle d'Estrées et une de ses sœurs)のお顔の一部↑もセーヌ川からちょこっとお顔を出している。

 

 上の3枚の写真は、パリ左岸からチュイルリー公園に向かって撮影。いずれも、後ろに見えている銀色の球体が気球の聖火台。

 このようにチュイルリー公園には、聖火台が置かれている。ただし、予約制になっていて、すごい人気で誰もが聖火台近くまで近寄れるわけではない。私たちも10回以上ネット予約を試みたが、だめだった....。

 

 この気球型聖火台、日没後に空に舞い上がると耳にし、午後9時過ぎ、再度、ルーヴル美術館の中を通り抜け、カルーゼル凱旋門へ。

 

 うわ~、日の沈む中、既に雰囲気あるー。パリはこんなに美しかったんだー。

 今か今かと気球が飛び立つのを待つ。だんだん人が増えてくるー。

 午後10時、エッフェル塔の点灯が始まる時間、聖火台がゆっくり飛び上がった。

 うわ~、幻想的。今しか見れないパリ。

  gooニュースによると、聖火台が気球になったのは、1780年代、ロベール兄弟がパリで世界初の有人気球飛行を成功させたことに由来する。当時も、チュイルリー庭園に多くの見物客が集まる中で、気球が空に飛びたったという。

 日中、聖火台の気球は高さ30メートルの場所に浮いており、チュイルリー庭園にて一般市民も観覧できる。さらに毎晩日没後は、地上60メートルまで飛び立ち、数百メートル先からでもその姿が見えるようになる。

 フランス人デザイナー、マチュー・レーヌールによって考案されたこの聖火台。炎が燃えているように見えているのは光に照らされた水蒸気で、化石燃料を使用せず電気を用いている。気球をモチーフとしているが、オリンピック史上初めて実際の火を使わないエコな演出となっているということだ。(modelpress編集部、ここまで引用)