パリ徒然草

パリでの暮らし、日本のニュース、時々旅行、アート好き

2021-01-01から1年間の記事一覧

2021年 良かったこと。やれたこと。初体験

2021年も終わろうとしている。31日もうすぐ16時。日本の零時、新年まで15分くらいだ。 今年良かったこと、やれたこと、初体験などを思いつく範囲で書き出しておく。1,カンヌ沖のサン•マルグリット島に初めて上陸した 2,夏のヴァカンスは、カンヌの市場と…

小説という旅 焔の癒やし「豊饒の海 第三巻 暁の寺」を読んで⑤

この小説を再読し始めた今年5月、私は、4月に思いがけず伯母を失くしたばかりだった。この小説に惹きつけられたのはそのためで、第1巻や第2巻ではなく、第3巻を深く読もうと思ったこともそれと関係している。 伯母は20カ国くらい旅行していて、中でも、イ…

澁澤龍彦と三島の友情 「豊饒の海 第三巻 暁の寺」を読んで④

「豊饒の海 第三巻 暁の寺」を読んで③ https://clairefr.hatenadiary.com/entry/2021/12/01/200837 の続きです。 さて、三島由紀夫のこの小説の登場人物で、性の千年王国「柘榴の国」について語ったドイツ文学者、今西康は、翻訳家、評論家、作家の澁澤龍彦…

雨降りのパリ

天気予報では、午前中は曇り降水確率10%だったので、傘を持たず、お気に入りの新しいウールのコートを着て出掛けた。 公園で悠々とラジオ体操していたら、雨が降り出した。それも、土砂降りの雨である。 公園のキオスクでしばらく雨宿りして、バス停まで、…

鴨肉のオレンジソース 美味

12月25日。夫と二人きりのクリスマス。 よーし、たまには家でも美味しいもの、クリスマスらしいものを食べよう。 【後ろのお皿はイタリアの生ハム。スモークサーモン、アボガド、グレープフルーツのサラダ】 【ブリニに載せたフォアグラ】 【ブリオッシュに…

キャンドル揺れる癒やしの時間 共に過ごす幸せ クリスマス

夫の家族のフランス人にとって、クリスマスイブは家族や親戚と夕食を摂り、プレゼントを交換し合う、とても、大事な日である。 今年は12月24日に10人が集まった。そして、楽しかった。面白かった。美しかった。いい時間を過ごせた。 考えてみれば、この10人…

メリー・クリスマス!

クリスマス直前のお買い物 

マドレーヌやオペラ地区にクリスマスプレゼント用のチョコレートを買いに行った。 お目当てのショコラティエ(チョコレート屋さん)の前に、行列ができている。 プレゼント用に3箱買う予定で来たのだが、何度か買ったことのある7ユーロの小さなチョコレー…

クリスマスのデコレーション

パリのプランタンデパートのクリスマスのショーウインドーをYou Tubeでどうぞ。人混みの中、私が撮影しました。https://youtu.be/L5RIqcPp0kohttps://youtu.be/NxrQDZk8UeQhttps://youtu.be/ZvVH2mWBoaEhttps://youtu.be/Zjk37mhid-Y パリの街にクリスマスの…

ルーヴル宮の中庭の美しさ パリジャンとっておきの場所

昔の雑誌をなかなか捨てないでいたりする。90年代の雑誌マリ・クレールの「パリジェンヌ、パリジャンとっておきのパリ」特集の切り抜きを見つけた。 有名人、著名人のとっておきのパリ。 行ったことがある場所も多い。 パレ・ロワイヤル ブラッスリー バルザ…

無意識の中にある記憶 インナーチャイルドを癒そう

今週のお題「忘れたいこと」 「インナーチャイルドを癒そう」という誘導瞑想のYou Tube動画にハマっている。今年私が出会ったYou Tubeの神動画の一つだと思う。既に2日に1回はこれを聞いて実践していて1ヶ月が過ぎた。「インナーチャイルドの癒し」 辻燿…

プレゼントをあげる幸せ

パリにプレゼントを求める人、買った人たちが溢れている。身なりのよい年輩の御婦人が大きな金色の包みを2つ抱えて歩いていた。その金色が太陽の光に反射する。幸せな光景、私も幸せになる。 【パリの百貨店ボン・マルシェのショーウインドー】 誰かを思い、…

帆立貝のパスタ、鯛の煮付け、海老のあんかけ焼きそば…鍋にも挑戦 魚介満載の食卓

魚屋さんをのぞくと、お魚のお値段が先週よりも上がっていた。クリスマスを前に、お値段上がっているのかもしれない。お肉と違って、魚の値段の変動は激しい。 この2か月、魚屋さんでパリにしては比較的安い魚介類を購入し、調理し、そして、どれもかなり美…

ポトフ gite-giteジットジットという牛肉が美味しい

ポトフを作ろうと思い立った。 日本語で、ポトフのレシピを調べると、牛肉が入っていないレシピが結構出てくる。ソーセージや厚切りベーコン、豚肉や鶏肉が入ったレシピがある。(ソーセージとベーコンが入ったキャベツとじゃがいものスープとして何度も作っ…

オルセー美術館 シニャック•コレクター展 新印象派に感動

【アンリ=エドモン・クロス】 ポール・シニャック(1863−1935)と言えば、点描法を確立した新印象派の画家のイメージだった。オルセー美術館で、Signac collectionneur(シニャック コレクター)展が開催されている。コレクターとしてのシニャックに焦点を…

オランジュリー美術館 スーティンとデ・クーニング 2人の画家の対話

パリのオランジュリー美術館で「Soutine / De Kooning、具現化された絵画」を開催中。10月に見学した。ロシア出身の画家、シャイム・スーティンChaïm Soutine(1893–1943)と、アメリカの抽象表現主義者であるウィレム・デ・クーニングWillem de Kooning(19…

ブーダン・ブラン 初めて食べた

フランスの日本語情報紙OVNIにブーダン・ブラン/Boudin blancのレシピが掲載されていた。ブーダン・ブランとは、白いソーセージのことで、フランス北部の郷土料理。豚や鶏肉と脂肪、パン、ミルクなどで作られている。 スーパーG20の特売で、このブーダン・ブ…

22回目の衛生パス反対デモ

12月11日土曜日。黄色いベスト運動の衛生パス反対デモに参加した。衛生パス反対デモが始まって22回目の週末。 以前このブログに登場したこともある、自由の女神さまもいた。寒空の中、薄着。自由の女神になるのも楽じゃないなあ。 私は、22回目のデモ参加者…

アルザスのシュークルートに満足 マルシェ・ド・ノエルの楽しみ

マルシェ・ド・ノエル(クリスマスマーケット)で、シュークルートを夫に買って来てもらった。一人分が9.8ユーロ(約1300円)。私は衛生パスがないので、私はマーケットに入れない。夫にお願いするしかなかった。 シュークルートとはフランス北東部アルザス地方…

仏大統領選、Meetooムーブメント、食事のテーブルでの話題

この約2ヶ月、ほぼ毎週、フランス人と一緒に会食する機会があった。どんな話題が出てきたか、書いてみた。 1,3回目のワクチン接種 2,フランス大統領選挙 3,小児性愛 4, Mee Tooムーブメント波及による被害女性の訴訟について 5,演劇や映画、展覧会…

BHV百貨店とパリ市庁舎のクリスマス

パリのマレ地区にあるBHV百貨店のクリスマスのショーウインドーの写真です。毎年、センスがあると思う。今年はスイスがテーマ。去年はイタリアだった。 動物のキャラがほんわか、癒やし系。 動物キャラ可愛い過ぎ。お気に入りー。 私が撮影したYou Tubeの動…

フランボワーズの美味しさを発見

今週のお題「最近あったちょっといいこと」 今年はフランボワーズを良く食べている。1パック1ユーロ(約130円)から2ユーロで八百屋さん、スーパー、路上で売っているのを見かける。新型コロナやオミクロン株に注意しなきゃだし、ビタミンCたっぷりだし、健…

ボン・マルシェ百貨店のクリスマス

【ボン・マルシェのショーウインドー】 昼下り、クリスマスに彩られたボン・マルシェ百貨店に行った。 行く途中で、ブティックに入ってしまい、欲しい物が出てきて、ボン・マルシェにいても上の空だった。そのブティックに私のサイズがなくてオペラ地区のブ…

石に惹かれる

評論家で翻訳家、作家の澁澤龍彦氏の石についての言葉を集めてみた。 石とは、すなわちユートピアなのである。ユートピアという空間を一点に凝集した物体なのである。 「時間のパラドックスについて」 「思考の紋章学」(河出文庫)に収録 当り前といえば当…

晩秋の夕方 パリ④ビュットショーモン公園

12月1日に撮影。雨上がり。人はまばらで、雨を含んだ土の上で滑りそうなった。 12月とはいえ、やっぱりフランスはまだ、秋なのかもしれない。 木の葉の黄色を思いながら思った。 2020年6月5日のビュットショーモン公園 "「パリは緑のゾーンだった、もう少…

衛生パス反対デモ 

12月4日土曜日。パリの旧証券取引所を出発する黄色いベスト運動の衛生パス反対デモに参加した。モンマルトルまで歩いた。衛生パス反対デモが始まって21回目の週末。 ビデオだとこんな感じ。 https://youtu.be/IfKgKcc7VQQ デモの途中、演説した人の中にはワ…

思いがけない再会 フランス語喋る3Dモンチッチ

数10年ぶりに会った。 再会したのは、パリオペラ座から遠くない、とある店舗の地下にあるソファーだった。お願いして撮影させてもらった。 家に帰っても、撮影した写真を見て微笑んでしまう。かわいいー。 ウィキペディアで長い記事を読み、初めて知ることが…

ちょっといいことが毎日たくさん

今週のお題「最近あったちょっといいこと」 毎日、毎日いいことがたくさんあります。書き尽くせないくらいたくさんあっています。 昨日は、好きなフォワグラを食べた。クレマンというロゼのスパークリングワイン(7ユーロ以下)と合わせた。美味しかったー。ブ…

「柘榴の国」とエプスタイン事件都市伝説の類似 「豊饒の海 第三巻 暁の寺」を読んで③

作家、三島由紀夫だったら、エプスタイン事件をどう論じただろう、どう反応しただろう、と今、考えるのである。エプスタイン事件とは米大富豪、ジェフリー•エプスタインが自身の所有するカリブ海の島等を舞台に10代の少女らへの性的搾取で逮捕され、2019年7…

ヴァンドーム広場 クリスマスイルミネーションとカルダーの彫刻

11月29日夕方、パリのヴァンドーム広場。ビデオでどうぞ。https://youtu.be/OW26m_AwxJs 言葉で書くよりも、ビデオが状況を正確に伝えてくれる。クリスマスのイルミネーションが美しい。凄く寒かった。寒さは、ビデオでは、伝わらない。 広場には赤い彫刻が…