パリ徒然草

パリでの暮らし、日本のニュース、時々旅行、アート好き

2022-02-01から1ヶ月間の記事一覧

パリ植物園のミモザ

5区のパリ植物園でミモザの花が満開になっていた。近づくとふわっと芳しい香り。 私は人生で初めて花の咲いたミモザの木が大地に根をしっかり下ろしている姿を見たと思った。ミモザは何度も買ったけれど、それはパリのお花屋さんでの話だ。切り花として売っ…

パリに羊がいた。嬉しい驚き 椿がいっぱい

パリに羊がいた。 ここは、パリ12区である。ヴァンセンヌの城やヴァンセンヌの森は行政区分では、パリ12区なのだ。パリの多彩な顔に驚く。 パリ花公園(Parc floral de Paris)に行った。パリ12区のヴァンセンヌの森の一画にある35ヘクタールの公園・植物園…

オリーブの木のある庭の美しさ!ーカーニュ・シュル・メール

「Renoir」というタイトルの映画のDVDを見た。画家オーギュスト・ルノワールの晩年のカーニュ・シュル・メールでの生活が描かれ、日本では『ルノワール 陽だまりの裸婦』として2012年に公開された映画だ。ドキュメンタリー映画ではないが、原作はルノワール…

バスを乗り間違えて着いた町ーヴァンス

2021年8月7日、バスを乗り間違った。 南仏カンヌから列車でカーニュ・シュル・メールの駅に降り立った。工事があちらこちらで行われていて、バス停を探している間に、バスがやってきて、走ってバスに乗り込み、バスの番号を良く見なかった。 乗った後、気…

大好きな南フランスの鷹の巣村ーサン・ポール・ド・ヴァンス

去年の8月、南仏の鷹の巣村、サン・ポール・ド・ヴァンスに行った。ここに行くのは8回目くらいで、泊まったこともある。大好きな村。 何が楽しいと言って、ただぶらぶらと散策するのが楽しい。 入口付近には水汲み場がある。 鷹の巣村の中の路地は趣きがあ…

ワクパス反対のデモ  

2月19日土曜日、恒例のワクパス反対デモに参加した。ただし、今回は少し違った。黄色いベスト運動ではなく、初めて、他の団体のデモに行ってみた。Union Citoyenne Pour La Liberté 直訳すると、自由のための市民連合。 【ワクチン接種後に亡くなった人や重…

春が来た マレ地区の公園の花たち

2月20日日曜日、曇り。風が時折強い。 スクエア•タンプル公園の木に白い花が咲いていた。Prunus Cerasifera Pissardiiと表示がある。ネットで訳すると、ベニバスモモ。cerisier du Japon とも書いてあるけれど、これは、桜かな、梅かな。 国立公文書館の庭園…

食卓にフォアグラ、鴨肉 

フォアグラが好きだ。 フォアグラは日本では高級品かもだが、フランスだとスーパーで探せば5ユーロくらいから手に入る。クリスマス時期だとありふれていたのだが、少量のフォアグラが見つからず、少し遠くのスーパーで100グラム7ユーロ(910円)でゲット。 …

お気に入りの石を探す贅沢な時間

水晶の中に針状の鉱物(ルチル)が閉じ込められた神秘的な石、ルチル•クォーツ。この石に惹かれたのは、今から20年以上も前、女友達が彼女の指輪を私に見せたからだった。 彼女の指輪は、金の指輪で、金色の線が入った透明感のある石がついていた。 当時、私…

夕暮れどきのパリ

空がオレンジ色に染まっている。 夕暮れどきのパリ。美しいけれど、切なさと物哀しさを感じる。 同じ夕焼けは二度と見れない。毎日少しずつ違っている。 セーヌ川もオレンジ色になる。 広場にいる人の顔色もオレンジ色になる。 あっという間に日が暮れる。 …

パリの和食持ち帰り うなぎ、寿司とちょっと贅沢に

結局、ワクチンを接種していない。だから、私はレストランに行けない。たまには、食事の準備、休ませてほしいなあ。 うなぎ専門店、野田岩(Nodaïwa)がパリのサントノレ通りにある。江戸時代に創業した5代続く名店で、1996年にパリに出店した老舗である。ワ…

夜のパリ

夜のパリの写真は饒舌だ。私がその脇に写真説明や文章を書く必要ないほどに。 ライトアップが歴史的建造物の存在を主張している。セーヌ川に反射する光も眩しい。 川の写真があれば、それはセーヌである。 マリー・アントワネットが過ごした独房で知られるコ…

高架橋の上の緑溢れる散歩道

Viaduc des Arts (ヴィアデュック•デ•ザール、芸術の高架橋)。国鉄の高架橋の跡が緑溢れる散歩道になっている。パリのバスチーユ広場とリヨン駅の間辺りから始まりヴァンセンヌの森方面まで続く。数日前の週末、この道を歩いた。すでに桜が咲いていた。 この…

明日はバレンタインデー

明日はバレンタインデー(日本ではすでにバレンタインデー当日ですねー。)。ということで、パリでは、お花屋さんの赤い薔薇のお値段が値上がりしている。 前日の日曜日にお花屋さんの前を通りかかったら、赤い薔薇が1本6ユーロ。わー、高い、と驚いていると…

リュック・モンタニエ氏死去 ワクパス反対デモでも惜しむ声

エイズウイルス(HIV)を発見して、2008年にノーベル生理学・医学賞を受賞したリュック・モンタニエ氏が8日、パリ近郊の病院で死去した。89歳。 12日の土曜日恒例の黄色いベスト運動主催のワクパス反対デモの中でも惜しむ声が聞かれた。 モンタニエ氏は約2…

毎日が好日 

パリらしいカフェ。思わず写真を撮った。 今日もお天気が良かった。 それだけで嬉しくなる。 ミモザの黄色も、元気をくれる。 へえ、こんな場所あったんだー。また一つパリの秘密の散歩道を発見。 広場に春節(旧正月)を祝う提灯が飾られていた。 桜かな?桃か…

モロゾフ•コレクション展 ールイ・ヴィトン美術館

もし、あなたがパリ在住で今後、ロシアに行く予定がないのなら、今開催中のモロゾフ・コレクション展を見逃さないでほしい。パリのルイ・ヴィトン財団で、ロシア人収集家、モロゾフ兄弟が収集した作品約200点を紹介するモロゾフ・コレクション展を開催中。こ…

夢の中で16区の路地に迷い込む

建物の間から見えるエッフェル塔。パリ16区パッシー通り。 16区の路地に迷い込む幸せ。 一度、この地域が夢に出てきた。白い壁の16区の路地を延々と歩き続ける夢。あれは夢だったのか、現実だったのか。16区だけがしばしば既視感(デジャブー)を感じる。 ト…

台所が鬼門

台所が鬼門である。 2週間ほど前に、屋根の工事中に台所の天井部分に穴が空き、天井の一部の破片がキッチンにバラバラと落ちてきたことは書いた。工事業者に4回来てもらい穴は塞いでもらった。だが、その後、台所にまた、鬼がやってきた。 約1年半前にキッ…

私のパワースポット 早春の足音 心洗われる場所

クロッカスの花が咲いていた。水仙のツボミも数週間以内に開くだろう。 晴天の2月7日。 ここは、私のパワースポット。心洗われる場所。 なぜだか、このバガテル公園が好き。寒いし、花もまだ少なく、ほとんど、人はいない。だからかもしれない。行った後、…

ワクパス反対30回目のデモ 

2月5日土曜日午後、恒例の黄色いベスト運動のパリでのワクパス反対デモに参加した。毎週土曜日の30回目(30週目)のデモ。 参加者のうち数人が代わる代わるマイクで呼びかけながら歩いた。 ワクチン接種後、心筋炎などさまざまな病気が増加していることをヨー…

いい天気

2月5日。快晴。 写真はセーヌ川。 素晴らしいお天気。 太陽のパワーも凄かった。

立春 春の始まり 「立春大吉」 「立春朝生菓子」

2月4日立春。 立春とは二十四節気において最初の節気で、春の始まりとされる日。旧暦では、1年の始まりは立春からと考えられていた。 白い紙に筆ペンで「二〇二二 立春大吉」と書いた。 日本では、立春の日になると、お寺や民家に「立春大吉」と縦書きされた…

パリのパサージュ巡り

18世紀、19世紀に造られたアーケード、パリのパサージュ。 パサージュの中には書店や骨董品店、レストランや美容院などいろんなお店がある。画材屋さんで、絵の具を買って送ってあげたことも、あったなあ。 下の写真はパサージュの中にある住居の階段。 【写…

2月2日la Chandeleurにガレットを食べた

日本では2月3日が節分だけれど、フランスでは、2月2日にクレープを家族や友人たちと食べる習慣がある。 クリスマスから40日後にあたる2月2日は、la Chandeleur(ろうそく祝別の日)という「聖母マリアの清める」祝日。 具材をさまざまに変えて4種のそば…

光り輝くイスラム美術 2つの展覧会に行きたいけれど…

2月1日。2月になった。 今、行きたい展覧会について書いておく。ワクチンパス問題さえなければ、行きたいんだけどなあ。 しばらく前にヴァンドーム広場を歩いていてカルティエのショーウインドーに惹きつけられた。この宝石とそのデザイン、凄いエネルギー…

イヴリー=シュル=セーヌからヴァンセンヌの森へ

【セーヌ川にかかるネルソン・マンデラ橋からの風景】 日曜日快晴。 ネルソン・マンデラ橋を歩いて渡った。 と言っても、南アフリカのブエノスアイレスの話では、ない。 フランスのネルソン・マンデラ橋は、パリに接するヴァル=ド=マルヌ県クレテイユ郡に…