パリ徒然草

パリでの暮らし、日本のニュース、時々旅行、アート好き

2020-12-01から1ヶ月間の記事一覧

クマがいっぱいなカフェ 色鮮やかな教会 サンジェルマン・デ・プレ

老舗カフェ、ドゥ・マゴ(フランス語: Les Deux Magots )がクマでいっぱいになっていた。 楽しそうなクマたち。あったかそうで、羨ましい。新型コロナウイルスのせいで変わってしまったのだ。 ドゥ•マゴは、パリ6区のパリ最古のサン=ジェルマン=デ=プレ…

雪のショーウインドー 

東京は年末年始雪になるかも、というメールをいただいたけれど、天気予報を見たら、連日良いお天気。羨ましい。名古屋の方がそしてパリの方が雪が降る可能性があるかも、という天気予報だった。 【チョコレート屋さんのショーウインドー】 年末年始に海のそ…

16区でギマールのアール・ヌーヴォー建築散策

パリ16区、地下鉄ジャスマンを出て、坂を下ったジャン•ドゥ•ラ•フォンテーヌ通り(Rue Jean de la Fontaine)に行った。 この通りには、建築家エクトール・ギマール(Hector Guimard)がデザインした、アール・ヌーヴォー建築が随所で見られる。 アール・ヌ…

パリで初めて、ちり鍋を作った 

寒い冬の私の大好物は、ちり鍋だった。日本の実家では、ホウボウ、アラ、フグを使って作っていた。魚屋にちょうど良い魚がなければ作らなかった。そのくらい、水炊きは、魚の味に左右される。 急に寒くなったので、ついにちり鍋を作ろう、と思いついた。ちり…

表現の自由とプライバシー侵害、肖像権の問題を考えた 

夫がほとんど私のブログを読んでない間は良かったのだが、「読め」と迫ったところ、夫本人についての記述について、翻訳機能を使ってフランス語に翻訳した後、この表現は違う、ここまで酷いこと言ってないなどと言い始めた。私としては相互理解を深めてもら…

新型コロナが世界を変えたクリスマス

去年までのクリスマスイヴの家族の集まりが上の三枚の写真です。一つのテーブルに全員が並んで座って、すぐ隣に誰かがいる感じ。レストランのようでした。 今年は、違いました。世界が変わってしまったのです。新型コロナウイルスのせいです。全員がずっとマ…

クリスマスの13種のデザート 「所変われば品変わる」

今日はクリスマスですねー。私の場合、午後8時ごろに集合する夫の家族のパーティーに参加するので、行く前にこのブログを書いておこうと思います。 今年は私はデザートは担当しません。買ったアイスに加えて、お菓子を義妹が作ってくれるそう。何度か私が担…

「ドイツ、バーデン•バーデンまでの切符」 清水の舞台から飛び降り混浴温泉

お題「#買って良かった2020 」 パリ在住の私は、2020年1月に、ドイツのバーデン•バーデンまでの一人旅の往復列車の切符を買った。それが2020年に買って良かった物、第1位だ。 それまでドイツの地を踏んだことがなかった。ドイツ語は全くできない。英語も危う…

自分に喜びを与える物に集中する

しばらく落ち込んでいたが、随分復活した。せっかく落ち込んだので、今回の件から、考えたことを書いておこうと思う。 「ヒトラーの本読むな」問題の本質は、日本とフランスの近現代史教育、歴史観の違いや国による表現の自由の違い、タブーの違いに、つなが…

ヴァンドーム広場のクリスマス 明日は冬至

午後4時ごろ、ヴァンドーム広場に行ってきました。高給ブランド店が並ぶ場所なだけにクリスマスの装飾も、エレガントです。私にとっては、カトリーヌ・ドヌーヴ主演の映画「ヴァンドーム広場」 (Place Vendôme 1998年 フランス映画)を思い出すこともあって…

バガテル公園のクリスマス

ブローニュの森の中にあるバガテル公園に行った。8月末に行って以来だった。 8月に行ったことを書いたブログ https://clairefr.hatenadiary.com/entry/2020/09/17/163642 8月に比べるとすっかり冬の色。クリスマス風の飾りもある。8月中は入場料が必要だった…

セーヌ川とサンキュキュファの池でデトックス

パリ市内から地下鉄とバスで約一時間。リュエイユ•マルメゾン (Rueil-Malmaison)のセーヌ川の向こうで日が沈もうとしていた。 日の光のおかげで、辺りは金色の世界。水辺のそばというのは、清々しい気持ちにしてくれる。 この場所にいる幸せを感じながら、…

ボン・マルシェの美しさ

今日は午後3時過ぎにやっと晴れ間が出始めました。 左岸のデパート、ボン・マルシェに夕方に行きました。さすが、お洒落ー。ホワイトクリスマスが美しい。 お洒落だけど、お値段もそこそこだから、食品売り場だけで買い出しをしようと行ったら、デパートの食…

曇り空のパリ 川沿いを歩きながら海を思い出す

エッフェル塔の頂上に雲がかかっていた。「雲が低く垂れ込めた空」と表現するのかな。かろうじて雨は降らないが、晴れ晴れした気持ちにもなれないお天気だ。 初めてパリに来たとき、ここからあまり遠くないホームステイ先で、バスでしばしばトロカデロを通っ…

昼間の外出禁止令解除

今日からフランスは、昼間の外出禁止令が解除された。自宅から20キロメートル圏内という日中の行動範囲の制限もなくなり、外出証明書もいらない、どこにでも自由に行けるようになった。10月下旬から始まったフランスの再封鎖措置・外出禁止令は46日間でほぼ…

食べ物の味が戻って嬉しい! 落ち込んだ自分を癒やす方法

やっと朝から走れるくらいまで元気回復した。心配してくださった方ありがとう。約1ヶ月ぶりにスポーツウエアーで走った。ブログを読み返すと、11月14日ごろ夫と口論になったとある。もとに戻るまで1ヶ月もかかってしまった。 あー、そして今日から外出証明書…

BHVデパートとパリ市庁舎のクリスマス

日曜日。朝から電話が鳴った。あ、お義母さん。お元気ですか?夫は仕事なんですよー。 午後から雨だと聞いたので私は、午前中、BHVに行こうかと思っていたところでした。 お義母さんは言った。BHVの今年のクリスマスのショーウインドーは素晴らしいわ! 今年は…

サクレ•クール寺院の中に入ってみた

モンマルトルの丘に登って、サクレ•クール寺院の中に入ってみた。土曜日昼間というのに人がほとんどいなくて、待ち時間0秒で入ることができた。 サクレ•クール寺院は、1875年から1919年に建てられた。ロマネスク様式・ビザンティン様式のバジリカ大聖堂。 そ…

美術館、映画館、劇場は1月7日から再開を検討

12月10日、カステックス首相が新型コロナウイルスによるロックダウンの緩和を発表。・12月15日から日中の外出証明は不要。代わりに夜間外出禁止(夜20時〜朝6時、ただし12月24日を除く)→夜間外出禁止の開始時間を午後9時から午後8時に変更。→12月31日も夜間…

冬の晴れ間のパリ散策

ここ2週間、家に籠もりがちだったが、天気予報を見たら、明日から10日間雨ばかり。お天気の今日出かけないでどうする?重い腰を上げて、パリを散策した。 10月末の再ロックダウン開始の頃は緊張感が漂っていて、観光客もいないし、写真撮影しづらい感じがあっ…

ジョルジョ・デ・キリコ展 きょう10日オンラインイベント

パリのオランジュリー美術館でGiorgio de Chirico ジョルジョ・デ・キリコ 形而上学の画家展が開かれていて10月に見学した。形而上絵画の代表的な画家であるキリコの回顧展。 本来12月14日まで開催予定だったが、新型コロナウイルスの影響で、再ロックダウン…

お風呂で聞けるスピーカー カフェでカプチーノの朝食

今週のお題「自分にご褒美」 最近の私は、自分に相当甘い。1日一つは自分にご褒美あげている。毎日がご褒美の日。 新型コロナ疲れとロックダウン疲れ。そうだ、そうだ、自分にもっともっと優しくしよう。自分の痛いところも、好みも一番分かっているのが自分…

シャンゼリゼのイルミネーション モンテーニュ通りも素敵

シャンゼリゼのクリスマスのイルミネーションに行ってきました。400本の街路樹に2キロに渡って赤い灯りが点灯しています。1月6日まで。 午後6時頃訪れましたが、人出は少ないです。カフェやレストランが開いていないのもあって、いつもよりずっと寂しいとも…

マレ地区 ギャラリーと庭散策

数日前、マレ地区のボージュ広場に面したギャラリーで、この作品を撮影しました。 画家のパブロ・ピカソによって制作された作品「夢」を基に、コラージュで表現した作品です。細部を拡大すると切り貼りしているのが分かりますね。元のピカソの絵とは背景など…

深夜に目が覚めて日記を書いた 酔っぱらいつつサン・ニコラを想う

眠れるようになったと書いたものの、昨日は午前3時、今日は午前4時に起きてしまった。 昨日は午前3時にうどんを作って食べた。食事を全く作らない父がしばしば、夜食を食べていて、お裾分けしてもらっていたことを思い出した。ゆで卵だとか、屋台のラーメン…

現代アート作家とモネの対話 オランジュリー美術館

3日夜、カステック首相が演説して15日からは、昼間は外出証明書の携行なしに外出できるようだ。 やったー。マスクに、帽子、マフラーに外出証明書、鍵はちゃんと閉めたか?あーしまった、メトロのチケット忘れたーという感じで、外出許可証が一つの障壁を付け…

パリ中心部デパートのクリスマス

パリのデパート、ギャラリーラファイエットに行って写真を撮った。BLACK FRAIDAY WEEKということで、最大40%引きまでの値下げがあるようだが、最近物欲がすっかり消えて、買ったのは食品だけ。 恒例のギャラリーラファイエットの中心にそびえるクリスマスツ…

「あなたには価値がある」共鳴、共感がなくても

フランスの哲学者でフェミニストのシモーヌ・ド・ボーヴォワールのサルトルへの言葉でこんな言葉を見つけた。 「こんなにも長い間共鳴し合えたこと、それだけですでにすばらしいことなのだ」(il est déjà beau que nos vies aient pu si longtemps s'accord…

温かい手紙

日本から手紙が届いた。 消印は、11月4日。実に20日以上の長旅だ。 日本企業に就職し、定年まで勤め上げ、定年後も同じ会社で10年以上働き、生涯独身でマンションで一人暮らししている、おばからだ。 手書きの文字は温かい。活字にはない味わいがある。私は…