パリ徒然草

パリでの暮らし、日本のニュース、時々旅行、アート好き

2020-11-01から1ヶ月間の記事一覧

自分にありがとう 自分を癒やそう

今週のお題「感謝したいこと」 私の目にありがとう。 おかげでいろんな物を見ることができます。本も読めます。 私の脳にありがとう。 いつもいろいろ考えてくれてありがとう。 私の口にありがとう。 食べたり、喋ったり、怒ったり、忙しいね。 私の手にあり…

眠れないこの頃

その本読むな問題以降、私の魂が傷ついて泣いている。約一週間前から眠れなくなった。夫のいびきの横で眠れない。 私の過去の体験、生まれは私だけのものだし、それによって私の興味、関心も湧いて来ている。数日前から眠れないほどに傷ついている。胃がとて…

心理的にとても怖かった映画 アラン•ドロン主演の「パリの灯は遠く」

再ロックダウン中2日目のパリで見ました。邦題は「パリの灯は遠く」。ユダヤ人に間違えられた男を巡る不条理劇。1976年、フランス、イタリア合作映画。 再ロックダウン中、アジア人差別で襲われるかもという怖い情報も流れる中、なぜこの映画をなぜ見てしま…

映画「1984」の世界 小さなお店のクリスマスの飾り付け

市民は常に「テレスクリーン」と呼ばれる双方向テレビジョンで支配されている。映画「1984」の1シーン。作家、ジョージ•オーウェル(1903−1950年)が描いた小説が原作だ。 政治家の言葉をテレビの前で待つ自分をあの映画の登場人物のようだ、と思う。3月以降…

料理に手を抜こう。神様からの贈り物

新型コロナウイルスによる再ロックダウン(コンフィヌモン)になってから、レストランに行けない。お弁当を作る日もあり、料理、料理で息切れしてきた。 ああ、料理に疲れたーと思っていたら、パリのオペラ界隈で、いい物を見つけた。おお、神様の贈り物。 …

啓蒙の盲目への警告か? 風刺画問題でも夫婦意見の相違

10月からフランスで連日のように報道されて来た風刺画と公立中学教師の斬首事件をきっかけにした問題は、夫と私の意見の違いを際立たせる問題だった。当初は夫と少し話したが、私はテレビなどで見かけても、その話題からできるだけ遠ざかり、夫とは議論しな…

分断や対立を“軽く”乗り越えていきたいけれど

夕方少し歩きました。 コロコロと変わる政府の新型コロナウイルスへの制限への対応、価値観の違いによる人々の分断、外へ出てもマスクーなど、疲れますね。ほっとできる写真を載せることができていればいいのですが。 夫の家族の中ですら、新型コロナウイル…

野菜たっぷり家庭的ピザ 教えてくれた友達に感謝

今週のお題「ピザ」 日本ではピザをほとんど食べていなかった。フランスに来て5年ほど前から家でピザを作るようになった。友達の家に行ったときに教えてもらったのだ。 ピザを作ると言っても、ピザシートを使うので本格的ではない。簡単である。フランスでは…

オペラ界隈で買い物 日曜午後はひっそり

日曜午後4時ごろ、オペラ界隈の日本食品店に買い物に行きました。ひっそりとしていました。 一回目のロックダウンと違って京子食品が営業しているのはとても助かります。 京子食品とKマートに行き、うどん、そば、キノコ類、羊羹、ラーメン、薄切り牛肉、明…

魔のジョギング 土曜午後3時 トラブルになりそうになる 

土曜日午後2時40分。私は外出証明書に時間を書いて、外出した。スポーツウェアにスニーカー、ウエストポーチの中に滞在許可証と外出許可証と鍵。すっかり走る人。 人が多い。マスクはしたままで走ろう。人を避けるように気をつけよう。マスクのせいもあって…

外出してもドキドキする日々

昨日夕方、家の周りでは警察による大規模な一斉取り締まりが行われていた。外出証明証の提示も求めていた。パリの新型コロナウイルス感染者減という情報も耳にしたのに、取り締まりは急にしっかりやるんだなあ。警察は4,5人のグループで動いており、そのグル…

その本読むな問題で夫と喧嘩 「自由、平等、友愛実現の難しさよ」

数日間、夫と言い争って来た。 傍から見たら喧嘩とも言えるかもしれない。 「ヒトラーの書いた本を読むなら離婚する」問題についてだ。 私は、そもそも「離婚」という言葉を簡単に使うな、そのフレーズは脅迫であり、脅迫そのものはどの国にとっても法律違反…

ラクレットは、個人主義の国フランスの鍋?

今週のお題「鍋」 私の家には卓上コンロがない。日本では、水炊き、キムチ鍋、すき焼き、チリ鍋、しゃぶしゃぶなど、鍋をよく作った。卓上コンロ様様であった。日本で“鍋“と言うと、この卓上コンロを使い、同じ鍋をいくつもの箸でつつくものであった。 それ…

イラついた神経にくつろぎを モネの睡蓮の間

パリ、オランジェリー美術館のクロード・モネ(Claude Monet, 1840年11月14日 - 1926年12月5日)の「睡蓮の間」の写真を載せます。モネは印象派を代表する画家で、この部屋はモネの晩年の集大成です。 モネ自身がこの絵について「イラついた神経は、静かな水…

児童虐待にNO! 28年前、ローマ法王の写真を破った歌姫 

急に何もかもが嫌になった。 フランス語の本を読むのが嫌になった。 友達に言わせると美しいフランス語かもしれないが、私には風景描写が長くて退屈だ。知らない単語も多い。 外は雨。今日は、ジョギングも辞めておこう。友達から電話がかかって来て、公園に…

その本を読むなら離婚だーと夫に言われた

表現の自由を謳う国にいて、こんな目に遭うとは思わなかった。 外出禁止令延長ー。外を出歩く自由もない中、せめて心の中は、自由でいよう。本でも読もうと意欲を持っただけだった。 そんな私に今度は夫が「そんな本を読むなら離婚だ」と言い出した。私とし…

仏首相、外出制限を延長へ クリスマス商戦が心配

フランスのカステックス首相は12日の記者会見で、新型コロナウイルスの第2波が収束する見通しが立たないとして、12月1日までとしていた外出禁止期間を延長する考えを示した。 ガーン。落ち込みます。 【パリのデパート。今は閉まっています】 首相の会見によ…

今週のお題「最近見た映画」 UZAK「冬の街」(2002年、トルコ映画)イスタンブールの孤独

今週のお題「最近見た映画」 2002年トルコ映画。ヌリ・ビルゲ・ジェイラン監督作品。タイトルのUZAKは、トルコ語で「遠く離れている」という意味。2003年のカンヌ映画祭グランプリ受賞作品だが、日本では公開されていないと思う。トルコ語フランス語字幕で鑑…

にぎやかなパリ 新型コロナウイルスの死者数に現実感なく

11月11日、曇り。1918年11月11日休戦記念日で祭日。 朝から30分ジョギング。予定よりも出発が遅くなり、結構な人が走っていた。とにかく無理しない。疲れたと思ったら歩く。人を避ける、がモットー。写真も撮らなかったので、下の写真は以前に撮影していたイ…

今週のお題「最近見た映画」 「サンバ」(2014年仏)は移民の問題も、燃え尽き症候群も、他人事と思えず 

「サンバ」は2014年フランス映画。「最強のふたり」(11年)で売れっ子になった俳優オマール・シーが、フランスのアフリカ系不法移民サンバを演じる。女優シャルロット・ゲンズブール扮するキャリアウーマン、アリスは、働き過ぎて「燃え尽き症候群」で精…

柿と鯖の味噌煮で、日本への旅

柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 柿を食べながら、私は言った。正岡子規の俳句だ。柿はフランスでもKAKIという名で売られている。パリで売っている柿を食べながら、なぜか、夕焼けのオレンジ色の中に法隆寺の五重塔が目に浮かんだ。 最近、鯖を魚屋で3回買った。…

再ロックダウン10日目 鬱への対処は朝のジョギング

再ロックダウン1日目には「落ち着いている」だとか、「根拠のない希望を感じている」ーと、書いた私だが、刺激のない日々に、少し鬱っぽくなってきた。だんだん寒くなる。だんだん暗くなる時間が早くなる。そういう時期のパリでもある。 警官は数台の車とと…

分かっていても辞められない フランス菓子の美味しさ 

子供のころも、大人になっても、おやつが大好きだ。太るなど全く気にせず、家に常備おやつがある。 子供のころは、お小遣いからバターやクリームチーズ生クリームを買って、パウンドケーキの型や星型の絞り袋の留金などのお菓子の道具を買って、ヨーロッパの…

修復中のノートルダム寺院の前を通った

火災による損傷から修復中のノートルダム寺院前を10月に通りました。ノートルダム寺院は、セーヌ川の中洲シテ島に建っています。 2019年4月15日夜(現地時間)に大規模火災が発生し尖塔などを焼失しました。私がそこを通った10月のその日、修復工事で堂内に…

自由、平等、友愛とは? もともとフリーメイソンの標語

フランスのスーパーの服、下着、靴下、お皿やフキンなどのキッチン用品、アロマキャンドル、書籍などの売り場にテープが巻かれ売らないようになっていた。 狭い部屋を片付けるために近くの雑貨屋にプラスチックの収納箱と調理器具のざるを買いに行ったら店に…

10月のパリの風景

11月2日。10月30日からコンフィヌモン(外出禁止令)になり、許可されている散歩は1時間以内1キロ以内になった。今ではどこにでも散歩に行くことが、できなくなってしまった。 前回のコンフィヌモン中も野外で写真を撮っていると、絡んでくる、罵声を浴びつ…

スーパーの非必需品売り場閉鎖へ 必需品って何だろう、と考えた

10月31日土曜日午後4時。パリの街は静まっていた。洋服の売っているブティック、アクセサリーの店、化粧品店、下着の店、靴店、昨日までこの時間に明るい光と私たちを誘惑する美しく楽しい物で溢れていた商業施設はすべてシャッターを下ろしていた。土曜日の…

ハロウィン 古代ケルトのお祭り

今日はハロウィン。私自身は人生に一度もハロウィンに特別の何かをしたことがない。夫の家族も何もしない。カトリック起源のお祭りではない。 フランスに住むようになり、日本から離れた後、東京渋谷での仮装での若者たちの大騒ぎがニュースで報道されるよう…