パリ徒然草

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パリで好きな公園 ランキング6位−1位

今週のお題「好きな公園」

 パリの公園が好きだ。公園に親しむようになったのはパリに住むようになってからだと思う。住み始めた頃の春の公園の美しさといったら!

 感動した。そのセンスの良さ、色使いの素晴らしさに感嘆し、フランスの庭師たち一人ひとりにありがとう、と言って回りたい気分になった。

 2年前、2022年3月半ばに新型コロナの影響でコンフィヌモン(フランスの外出制限)が始まったとき、パリの大半の公園が閉まった。春の彩りの花たちは鉄格子の向こうにあった。コンフィヌモン開けに公園に行ったときの嬉しさよ。

 ということで、だんだんと公園評論家になれそうな私による独断と偏見で好きな公園を6つ選んだ。


第6位 ビュット・ショーモン公園Parc des Buttes-Chaumont(19区、約27ヘクタール)

 起伏がある、丘がある、湖がある。滝がある、川が流れている。人工ではあるけれど、変化に富んだ公園。橋がある、高台からはモンマルトルの丘が見渡せる。廃線跡もある。


第5位チュイルリー庭園Jardin des Tuileries(1区、25.5ヘクタール)

 チュイルリー庭園はルーブル美術館コンコルド広場を隔てている。カトリーヌ・ド・メディシス女王が1564年にチュイルリー宮殿を建設する前に同じ場所にあったタイル工場の名前にちなんで名付けられた。1664年にはアンドレ・ル・ノートルがチュイルリー宮殿の庭園として、ルイ14世のために再設計している。

 彫刻もたくさん。美術館が2つある。セーヌ川も見えるし、エッフェル塔も遠くに見える。



第4位リュクサンブール公園Jardin du Luxembourg(6区、22.45ヘクタール)

 かつてのリュクサンブール宮殿の目の前。宮殿は現在、元老院の議事堂として使用されている。彫刻がたくさんあり、自由の女神像もある。



第3位 パレ・ロワイヤル庭園Jardin du Palais-Royal (1区, 2ヘクタール)

 ルーブル美術館から歩いてすぐのところにあるパレ・ロワイヤル庭園。街の真ん中でひと休みしたい人々のためのオアシス。1633年に建造された。 中庭にある黒と白の縞模様の八角柱が260本立っている「ビュランの円柱」が有名。この庭園は小さいけれど、パリらしさ、フランスのエスプリに溢れている、と私は思う。


第2位 パリ植物園Jardin des Plantes(5区、23.5ヘクタール)

 世界最古の植物園のひとつ。さまざまな植物を見ることができる。ミモザ、ボタン、桜、バラ、ひまわり。。。四季折々の花が楽しめる。アルプス園では珍しい高山植物も。温室も3つある(有料)。木々の影で一休みするのもいい。



第1位 バガテル公園parc de bagatelle (16区、25ヘクタール)

 一位に選んだのは、バガテル公園。私らしさを押し出した。バラ(ローズガーデン)やバラのコンクリールで世界的に名高い。
 バラの季節の写真をつい選んでしまったが、私にとって、この公園の良さはバラの季節や大きなイベント以外の人が少ない時期にのんびりすること。人間より放し飼いにされた鳥の数の方が多い。池や滝もあって、秋や冬枯れの公園も風情がある。
 この公園に行くと元気になる。マリー・アントワネットゆかりの公園でもある。冬の間は無料だが、4月から有料。大人2.5ユーロ。


過去のバガテル公園についてのブログhttps://clairefr.hatenadiary.com/entry/2022/02/08/062053