パリ徒然草

パリでの暮らし、日本のニュース、時々旅行、アート好き

2021-10-01から1ヶ月間の記事一覧

パリにいて原爆を考える 映画「ドライブ マイ カー」広島市のごみ焼却施設

この4ヶ月の間に私は、たった2本、パリの映画館で映画を見た。たった2本の映画にヒロシマが出てきた。ヒロシマを求めて見たわけではない。 ああ、仕方がない。考えろ、と誰かが私に言っているのと思った。離れようとしてもトラウマだから、逃れられないの…

7歳で見た原爆資料でトラウマ体験 義務教育の恐ろしさ 「大人でも見たくないものを7歳に強制するなー」

今週のお題「叫びたい!」 3日前に何を食べたか思い出せない。それでいいのだ。脳のゴミを捨てなければ、新しい知識が得られない。 そして、私は7歳頃の記憶がうお~と叫びたいほど強烈に残っていることを改めて考えるのである。脳は選別している。 私は小…

秋のナス入りクスクス

私がクスクスと初めて出会ったのはいつだったのだろう。何度かフランスに来る間に馴染みの食べ物になっていた。少なくとも、15年ほど前、短期滞在したフランス•モンペリエのレストランでクスクスを食べ、最後にミントティーを飲んで、レストランで働くアラブ…

カボチャの季節

フランスにはいろんなカボチャがある。色もオレンジ色濃い色、緑色、薄い色、白と緑のシマシマ、長いもの、丸いもの、大きいもの、小さいもの。BIO(有機野菜)のスーパーの写真だけれど、色とりどりでどこかお洒落。かわいい。 現代アートみたい。 よーし、…

苫米地英人氏の『「頭のゴミ」を捨てれば、脳は一瞬で目覚める!』

今週のお題「読書の秋」 海外にいても、フランスにいても、アマゾンのKindelで、気軽に日本語の本を読める時代になった。Kindel unlimitedに登録していて、認知科学者の苫米地英人さんが書いた本を数冊読んだ。 どの本にも面白かったのだが、その中で、『「…

お天気の日曜日 セーヌ川岸散歩

セーヌ川川岸に木が倒れていた...。 秋晴れの日曜、セーヌ川左岸、サンルイ島付近を出発。 サンルイ島と左岸を結ぶ橋の下をくぐるとノートルダム寺院が見えてくる。 ノートルダム寺院のあるシテ島とサンルイ島が橋で繋がっていて、その向こうにパリ市庁舎…

ホックニーさんのノルマンディーの1年ーオランジュリー美術館 

デイヴィッド・ホックニー(David Hockney、1937年7月9日 – )さんはイギリス生まれでアメリカで活躍してきたアーティスト。現在、フランスのノルマンディー在住。コンフィヌモン(外出制限)時に、iPadで製作したノルマンディーの1年を描いた大作がパリの…

ルーブル美術館で一目惚れ 紀元前25世紀のエビフ・イルの像

いい男ですよね。かわいすぎる♥ 一目惚れして、何度も、見ました。あっちからこっちから写真も撮りました。 紀元前25世紀?! どんなに昔なのか、想像つかない。像自体は今でもきれいです。保存状態素晴らしい。 エビフ・イルの像。東部シリアに位置する古代…

オルセー美術館 ゴッホとの対話

オルセー美術館のゴッホの展示室にいたら、ゴッホが私に話しかけてきた。お墓参りに行ったせいかもしれない。以下はすべてゴッホが私に語ったこと。 ーあなたが想像したように僕はガシェ医師の娘のマルグリットが好きだったんだよ。 【庭のガシェ嬢(Mademoi…

紅葉のリュクサンブール公園 最近黄色が好き。

パリ、リュクサンブール公園の木の葉が黄色に色づいていた。きれいなレモンイエロー。 今年の夏はしばしばレモンイエローのスカートを着ていた。日本ではどうだか知らないが、黄色は春先からこの秋までの流行色だった。 今日も、茶色のロングスカートに山吹…

自由の女神さまに照らされて 衛生パス反対デモ14週目

そこには、“自由の女神さま”がいらっしゃいました。 グリーンの色が爽やかで素敵ですね。快く写真撮影とブログへの掲載を了承していただきました。 女神さまがお持ちのプラカードには、Liberte,consentement libre et éclairéと書かれています。「自由とは、…

夕暮れ時のエッフェル塔

久しぶりにイエナ橋まで行った。 イエナ橋から見えるエッフェル塔 エッフェル塔と夕焼け イエナ橋から見る夕焼け ちょうど夕暮れ時。西側の空が赤く染まっている。金曜夜ということもあって、人々で賑わっている。お土産を路上で売っていて祭りの日みたい。…

ワクチン未接種者には厳しい冬へ できることを楽しもう 

今日は、ゆる~く近況報告です。 【今日作ったハンバーグ。焼き野菜添え。最近BIOの野菜を使うようになった。味が濃くて美味しい】 今月15日から新型コロナの抗原検査やPCRテストが有料化されます。新型コロナワクチン未接種者は25ー43,89ユーロ(PCR検査が4…

児童虐待にNO! 29年前、ローマ法王の写真を破った歌姫

今日の日記は去年11月の日記の再掲です。文章を大幅に削除し、年数などを書き換え加筆し、シネイド・オコーナーに関する部分だけを掲載しました。興味のある方は最後に去年の日記のリンクも貼っておきます。(去年の秋は外出制限によるストレスからイライラ…

牛肉の赤ワイン煮込みが美味しい季節

10月10日、日曜日。 お誕生日会に参加し、Bœuf bourguignon (牛肉のブルゴーニュ風赤ワイン煮込み)をいただきました。 私はこの赤ワイン煮込みが大好き。ディジョンに2泊旅行で行ったとき、なんと連続4回もレストランで牛肉の赤ワイン煮込みを食べ続けま…

13週目の衛生パス抗議デモ 快晴のパリ

「衛生パスポート」への抗議デモが9日、13週連続土曜日に行われ、フランス全土で、45 300人(仏内務省調べ)が集まった。パリは主に3つの集会があり、5 300人が参加した。毎週ごとにデモ参加者は減っている。 こちらは、ジレ•ジョーンヌ(黄色いベスト運動)…

お手頃価格のワインで満足

フランスと言えば、ワイン。私はお手頃な価格のワインばかり飲んでいます。 この一年半以降、変わったこと。以前は3ユーロ程度のワインを平気で飲んでいたのですが、今では、4ユーロ~10ユーロ程度のワインを飲むようになりました。 スーパーで買うことが多…

シェーブル•フレの楽しみ 柚子コンフィやナッツとの相性良し

「シェーブル•フレ」というチーズが好きだ。シェーブルは牝の山羊。フレは「新鮮な」の意味で、ちなわち、フレッシュチーズということ。山羊乳から作られるフレッシュチーズが「シェーブル・フレ」だ。 熟成させていないため、穏やかな臭い。さっぱりとした…

21.6万人の子どもが性的被害に カトリック神父ら3千人関与と報告書

フランスのカトリック教会の聖職者が、推定21万6000人の子どもたちに性的虐待などの性被害を加えたとする報告書が5日、公表された。1950年から2020年までの70年間にわたり、2900~3200人の聖職者が関与したという。 同日、フランスのカトリック教会から依頼…

マリー橋、ルイ・フィリップ橋、シュリー橋 サン•ルイ島にかかる橋

サン•ルイ島にかかるマリー橋。 ずっと、マリーさんという女の人の名前と思っていた。 【右岸側の橋のたもと。橋の名前、Pont marie と書いてある↑のが見えるだろうか】 橋の中央の説明板によると、マリーは、橋の建設業者で起業家のクリストフ・マリーとい…

炎に癒やされる パリの暖炉

今年は夏が短かった。私は夏の短さにがっかりしている。そして、秋を通り越して、もう寒い、と悲しくなっている。うちには暖炉がないのだが、昨日訪れた家には暖炉があって、薪がくべられた。 炎を見ているだけで癒やされる。 日本では、暖炉は珍しいものだ…

日本と中東に太古のつながり? 古代オリエント美術の楽しみ

これらの人形、凄くないですか? かわいい! 斬新!ピカソか現代アートか?宇宙人か? ルーヴル美術館古代オリエント美術コーナーで見つけました。真ん中が子を抱く女性の像。紀元前1400-1230年。 正直、私は日本でもあまり考古学に興味がなかったのです。地味だ…