日本では2月3日が節分だけれど、フランスでは、2月2日にクレープを家族や友人たちと食べる習慣がある。
クリスマスから40日後にあたる2月2日は、la Chandeleur(ろうそく祝別の日)という「聖母マリアの清める」祝日。
具材をさまざまに変えて4種のそば粉のクレープ、ガレットを作った。
1,挽き肉、トマトソース、チーズ、卵のクレープ
炒めた挽き肉が残っていたのと、パリのクレープリーでハンバーグ入りクレープを食べて美味しかったことにアイデアを得て初めて作った。結構、美味しい。
2,ベーコン、サワークリーム、きのこ、長ねぎのクレープ
同じ材料でベーコンの代わりにスモークサーモンや焼き鶏を入れることが多い。きのことベーコンは最初にフライパンで焼いておく。きのこはシャンピニオン ド パリ。
3,クレープ コンプレット
フランスのクレープ屋さんのメニューに必ずある。チーズ、ハム、卵が入っている。シンプルでだが、美味しかった。
4、チョコレートと洋梨のクレープ
洋梨は最初にバターで焼いた。そして、チョコレートと洋梨をクレープに投入。
もちろん、合わせた飲み物はりんごの発泡酒シードル。
後で、よくよく調べると「Chandeleur」に食べるべきは、甘い小麦粉のクレープであって、そば粉のクレープ、ガレットではなかった。まあ、いいかあ。お腹いっぱいになったし。
フランス語の「Chandeleur」の語源は、「chandelle(ろうそく)」から由来しており、この祭日は別名「La fête des Chandelles」や 「Chandeleuse」とも呼ばれている。
また、フランス語のfévrier(2月)という言葉の発祥は、ラテン語の「febuare(清める)」という動詞で「feu nouveau(新しい火)」 と言う言葉とも関連している。
夫は、子供の頃、この日に家族が窓辺に蝋燭を灯すのを見たことがあるという。家で、アロマキャンドルを灯した。