パリ徒然草

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明日ルーヴル美術館中庭で抽象絵画巨匠スーラージュさん賛辞のセレモニー

 「黒の画家」として知られたフランスの抽象絵画の世界的巨匠ピエール・スーラージュさんが102歳で10月26日亡くなった。明日2日水曜日午後15時からマクロン大統領も出席し、ルーブル美術館中庭で、フランス国主催のオマージュ(賛辞)を捧げるセレモニーが開催される。

 
 ピエール・スーラージュさんは1919年南部ロデーズ生まれ。南部モンペリエの美術学校で学び、第2次大戦後にパリへ移った。40年代後半から褐色や黒色の幅広い線を重ねた抽象作品を描き、欧米で注目を集めた。

 
 70年代末から黒一色を追求する作品が中心となり、絵肌にナイフなどで凹凸をつくって反射する光の効果も探求した。2019~20年には100歳を記念してルーブル美術館で回顧展が開かれ、亡くなるまで創作活動を続けた。
 

【上の6枚の写真はロデーズのスラージュ美術館で撮影したスラージュさんの作品】
 
 スラージュさんは、若い頃に画家を目指すきっかけとなった場所である、コンクのサント・フォア修道院教会のために104枚のステンドグラスを制作した。 私は今年の7月、ロデーズのスラージュ美術館とコンクのサント•フォア修道院教会を見学した。

【スラージュ美術館の中にあるステンドグラスの下絵】

 

 

 

【コンクのはサント•フォア修道院教会内部で撮影。スラージュのステンドグラス】

 

 ご冥福をお祈りします。
 
その時撮影したサント•フォア修道院教会内部の動画
 
 
 franceinfoのサイトによる明日の詳しいプログラム。一般の参列も可のよう
だ。

 

スーラージュ美術館などロデーズ観光(今年7月)

https://clairefr.hatenadiary.com/entry/2022/08/30/061515