パリ徒然草

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外出制限令解除されても通勤しない決断 

 知り合いのフランス人は、外出制限令解除後も、通勤しないと雇用主に伝えたそうだ。仕事は接客業だから、コンフィヌモン(封じ込め)の間、テレワークもしていない。テレワークでは仕事にならない。
 知り合いが新型コロナウイルスで亡くなったので、とても怖いと思っている。海辺のセカンドハウスの賃貸業もしていたが、そちらでも今は、収入ゼロ、奥さんも子どももいる。でも、確かに命には代えられない。もっと狭い家に引っ越すと話していた 
 医者に通勤しなくていいよう診断書を書いてもらおうとしている人も多いと聞いた。雇用主や中間管理職も大変だ。

 友達とテレビ電話で話したら「今、地下鉄やRERでは乗客は減っているのに犯罪率は増えている」と話していた。そうなんだ。全然地下鉄に乗らないので、どういう状況か、分からない。以前は当たり前のことだったが、久しぶりに乗るのは、勇気いるなあ。
 
 ステイホーム。家にいろ、いい考えだ。でも、ずっと家に居続ける人ばかりになったら、社会は回るのか。外出制限令が解除されても、新型コロナウイルスの危険性は何も変わっていない。

 5月11日(外出制限令解除)に向けて、外出するのは辞めろ、あなたの大切な他の人を感染させ殺してしまう危険なウイルスがそこかしこにある、と声高に言えるだろうか。そして、そう言われた人が引きこもりになってしまったら? パストゥール研究所によるとイルドフランスでは12.3%が感染しているとみられている。

https://www.numerama.com/sciences/619391-6-des-francais-infectes-par-covid-19-dici-le-11-mai-linstitut-pasteur-balaie-limmunite-collective-comme-solution.html