パリ徒然草

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外出制限緩和後のバスの中を紹介

 今日は、家の近くのスーパーに買い物に徒歩で15分くらい外出しただけだったのだが、一昨日、デパート、ボンマルシェに行ったときにバスに乗ったので、バスの中の変化を写真で紹介しておこうと思う。

 パリのバスでは、これまで、運転手に近い前のドアから乗り降りするのが一般的だったのだが、今ではこの前のドアは使われていない。

 バスの運転手もコンフィヌモン(外出制限)の最初の頃、新型コロナウイルスの犠牲になったためである。

 運転席側の前方には人が入れないような赤と白のテープが貼られている。

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【赤と白のテープで運転手のいるスペースに立ち入れないようになっている】

 そして、座席は交互に一席ずつ開けるように「この席は開けたままにしましょう」というシールが貼ってある。

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【座席に貼られたシール】

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【このように2席のうち1席だけ貼られている】

 床にはCOVID19のソーシャルディスタンスを現す円形のシールが1メートル間隔に貼られている。

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【バスの床。等感覚に貼られた青と白の円形のシールが以前はなかったもの。gardon nos distancs (距離を保とう)などと書いてある】

 昨年12月のratp(パリ市交通局)のストライキ時は、乗車率150%、200%では?というくらいの混雑状況だったこともあるので、今後は心配ではあるが、今のところ、私がバスに乗ったときはまだ十分余裕があり、皆いつもよりずっと静かで、1メートル間隔を開けるソーシャルディスタンスが守られそうだった。

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【すべてのバス停に止まるので降りる際にボタンを押す必要はない、と書かれている】

 場所にもよるようである。外出制限令解除の11日夜、セーヌ川沿いやサン・マルタン運河沿いにたくさんの人出があり、警察も離れるよう呼びかけるほどで、フランス政府によってそれらの場所での飲酒は禁止になった。また、ZARAというスペインの服のブランドには買い物客が大勢押しかけ、長い列ができたようだ。ただ、私は人が集まりそうな場所はまだ、避けるようにしている。

 google mapで見たら、パリ市立の図書館が開いていたので、行ってみたら実際には閉まっていた。少なくとも6月前半までは、閉まっているようである。ルーブルオランジュリー、ピカソ、パリ市内近代、コニャックジェイ、ロダンこれらの美術館はネットで調べた限り閉まっている。