これ、何か分かります?
日本の長崎県の壱岐の島の「鬼凧」を描いたものです。インパクトありますね。パリ中心部に展示されてました。
フランスのイラストレーター、カトリーヌ•ムリス(Catherine Meurisse、1980年生まれ)さんの作品です。
ポンピドーセンター内の図書館に展示されていました。ポンピドー•センターは、日本人には現代アートの美術館としての知名度が高いと思いますが、その中には大きな図書館があリます。たまたまこの図書館に行ったら、デッサンの展覧会があっていました。
そして、その中に、Japon(日本)のコーナーがあり、他にも壱岐で描かれた絵が数点。。。ムリスさんは2018年から京都に住み、2019年に壱岐に滞在していたようです
日本ゆかりの物があるとつい興味が湧いて見てしまう。
壱岐の島。日本人でもなかなか行かない場所だと思う。私は一度だけ行ったことがある。遺跡と温泉と自然がありました。
お寺の前のゴリラ。。
お風呂の中に、三匹の猿。
良く見ると、見ざる、聞かざる、言わざる、ですね。さすが、襖の模様が幾何学的でかっこいい。和洋混じってますね。
日本を思うとき、私の頭にはゴリラは出てこない。これはフランス人の感覚なのかな? ゴリラもお猿さんも、可愛くて、どこか癒やされる。
私の壱岐のイメージはこっち、長閑な農村。
上記の4点は壱岐のシリーズで2019年に描かれたものです。
展覧会会場はこんな感じ。デッサンが素敵ですね。
ムリスさんは、襲撃事件(2015年1月)のあったチャルリ•エブドで2005年から2015年まで風刺画を描いていた方でもあります。
ムリスさんの「わたしが『軽さ』取り戻すまで− “シャルリ・エブド”を生き残って」という本も日本語に翻訳され出版されています。重たい内容ですが、私も読んでみようと思いました。
【図書館】
【工事中のポンピドー•センター】
展覧会は来年1月まで。
ムリスさんや展覧会についてのサイト
https://fr.m.wikipedia.org/wiki/Catherine_Meurisse
https://comicstreet.net/interview/catherine-meurisse/