10月3日土曜の日没から日曜の夜明けまで美術館に入場できる百夜祭、”NUIT BLANCHE”(ニュイ・ブランシュ)。2002年にドラノエ市長の提案でパリから始まり、今ではフランス全土に広がったのだとか。
現代アートのインスタレーションやダンスなども美術館や歴史的建造物の中であっていたりするようなのですが、通常有料の展覧会も無料で入場できるので、私はグラン•パレで開催中のポンペイ展に行きました。
ポンペイはローマ帝国時代の79年、ヴェスヴィオ火山の噴火で全滅した南イタリアの都市。今でも、遺跡の発掘調査が続いています。ここは、79年で時が止まっているのが凄いですね。
【ポンペイ展の展示品。精巧で品があって79年の物なんだーと驚きました】
ポンペイも本来、今年3月の旅行で訪れる予定だったのに、新型コロナウイルスの影響で行けなくなった場所。せめてヴァーチャルで楽しもう。
大型の再現ビデオがあり、西暦79年に火山流が街と住民をのみ込む瞬間は迫力満点で実体験のように感じることができました。
最近の調査の成果である豪邸を写したビデオも興味深かったです。
私が一番印象に残ったのは、家の壁のたくさんのフレスコ画を組み合わせて作った大画面のビデオ。音楽も好きで、しばらくぼんやり眺め続けました。
【フレスコ画を編集したビデオより】
一方で、普通のポンペイ遺跡観光ビデオはなかったので家でこのYouTubeを見ました。