パリ徒然草

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仏首相、外出制限を延長へ クリスマス商戦が心配

 フランスのカステックス首相は12日の記者会見で、新型コロナウイルスの第2波が収束する見通しが立たないとして、12月1日までとしていた外出禁止期間を延長する考えを示した。

 ガーン。落ち込みます。


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【パリのデパート。今は閉まっています】

 

 首相の会見によると「12月1日から現在閉鎖中の商店を、感染防止措置を強化した上で開けるが、レストラン、バー、スポーツ施設は閉鎖されたままになる。12月1日以降に緩和措置が取られた場合も、移動の際の証明書は必要であり続ける。
 その後、クリスマス休暇を家族で過ごせるよう、緩和された場合でも、通常とは異なり、大人数のパーティー等を実施することは適切ではない....。」

 

 10月30日から1カ月間の予定で始まったロックダウン。市民の外出禁止と、生活に必須でないとみなした店舗の営業禁止を命じていた。開始から二週間後に見直すということで、そろそろ商店開けてくれないかな、と夢見ていた私が甘かった。
 

 クリスマスもどうなるか、分からなくなって来た。今閉めている店をクリスマス商戦の12月だけ開けた場合、いつもの12月以上の混雑が予想され、そこで感染拡大するのでは?という疑問。ネットで買って配達してもらう人、増えるであろう。

 

 心配なのは、クリスマス商戦で年間の売り上げの大半を賄って来たであろう商店の経営だ。それでなくとも老舗百貨店プランタンを運営するグループは10日、国内19店舗のうちプランタン4店と、若者向け店舗シタディウム3店の計7店を閉鎖する計画を発表している。

 

 フランスでは連日3万~5万人が新たにコロナ感染している。カステックス首相によると、国内で亡くなる人の死因は「4人に1人が新型コロナによるものだ」という。