パリ徒然草

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五里霧中の文化施設再開

  今月9日にこのブログで、美術館や歴史的建造物、映画館などの再開について触れたのだが、複数のメディアによると、19日にフランスのロズリーヌ ・バシュロ=ナルカン文化大臣が「新型コロナの変異種によって全く見通しが立たない」と話した。文化施設はいつから再開できるか、全く見通しは立っていないようだ。


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9日のブログ

https://clairefr.hatenadiary.com/entry/2021/01/09/070751

 

 そもそも、3回目の再ロックダウンの話も完全に消えていないので、こんな時期に再開ありえないという雰囲気である。


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 一年前、ルーヴル美術館で撮影した写真を見つけた。幸せな時間だった なあ、と思う。

 

 個人的意見だが、特に映画館はなぜ再開できないのか分からない。1月に見知らぬ隣の人とくっついて長距離バスに乗った。約3時間、隣の人は電話で話したり、何か食べたりしていた。それに比べたら、飲食禁止、私語禁止にして一つ席を開けて映画鑑賞できそうだけどなあ、と思った。


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 現在、ギャラリーは開館しているのに、公共の美術館は開いていない。ある人は、それは矛盾だと言う。

 

 でも、まあ、怒っても仕方ない。何が正しいのか、分からない世界にいるのだ。新型コロナが出てきてからずっと。あるいは、その前からずっと。

 


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 これは駄目なのに、どうしてこれは許されるの? 去年3月初めからそういうことは山程あった。日本では、公共交通機関で電話で話すのは控えるのが普通だが、フランスでは、話している人が結構いて、ずっと控えた方がいいと思って、いたのだが、最近やっとニュースでこの問題が取り上げられるようになった。


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 日本は今、外出禁止やマスクに関して罰金制が議論されているそうである。個人的には心地良いものではない。一日一時間と決められて急いで買い物したり、距離が決められていて毎日1キロ以内で過ごしたり…。決して精神衛生上良くない。反対した方がいい。


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【写真はすべて2020年2月に撮影】

 

参照記事

"Réouverture des musées : Roselyne Bachelot navigue à vue | Connaissance des Arts" https://www.connaissancedesarts.com/arts-expositions/reouverture-des-musees-roselyne-bachelot-navigue-a-vue-11152038/

 

"Covid-19 : aucune date de réouverture n’est envisagée pour les lieux culturels" https://www.lemonde.fr/culture/article/2021/01/20/covid-19-aucune-date-de-reouverture-n-est-envisagee-pour-les-lieux-culturels_6066946_3246.html