パリ含め16県に出された外出制限令、カステック首相は発表のとき、コンフィヌモン(いわゆるロックダウン)という言葉を使わなかったようだ。
ただし、フランス語の記事では、さまざまなメディアが、コンフィヌモンの言葉を使っていた。そして、今日から昨日までよりは厳しい外出制限があるのは事実だ。
結論から言えば、20日午後8時に知ったのだが、10キロメートル以内であれば、住所の証明できる身分証明書や滞在許可証を携帯していれば、外出証明書を新たに書く必要はない。嬉しいけど、確かに、それは、ロックダウンとは、言えない気がする…。
今朝、近くのネットカフェに行き、フランス政府のサイトから外出許可証の書式をプリントアウトし、10枚コピーした。昨日の夜遅くに作成されて、フランス政府のサイトにアップされていた。
外出証明書は、2ページに渡り、15の外出できる理由がある。そして、今日の外出について、私は「12」に印を付けて出発。他に住所、氏名、生年月日、今日の日付、サインなどを書き込んだ。
私が印を付けた「12」は、「家から10キロメートル以内、個人のランニング、グループでのスポーツ、個人または同じ住所の人のグループの散歩」が外出理由である。
10キロメートル以内に行った。春のフランスは、本当にきれい。
今日は、お天気も良く写真が凄く、きれいに撮れる。
風もなく穏やか。パリの近くにこんな美しい自然があり、癒やされた。
そして、帰ってきて夜にニュースを見ていて分かったのだが、15の外出理由は複雑過ぎると批判が出て、フランス政府が今日午後、方針転換、10キロメートル以内の外出については、外出証明書を書く必要はないことに決まった。良かった、良かった。
嬉しいけど、確かに、それは、ロックダウンとは、言えない気がする…。
良かったけど、それって新型コロナウイルスの感染者対策としてはどうなのか。効果あるのか?
そうすると、洋品店、貴金属店、アクセサリーの店など、非生活必需品のお店が今日から閉まったことが一番、大きな変化ということになる。
正直、いまだにはっきりしないことが多い。外でなら、10キロメートル以内なら、友達に会っていいの?、外で、ゆっくり話をしていていいの? 友達に返事しないとだから、悩む。(数日後確認。OKです。6人以下まで)
フランス日本大使館によると、地域圏の移動はNGとのこと。イル・ド・フランス県内なら、OKという意味ですよね?。10キロメートル以内なら、パリ市外に出ていいのか、パリ市外の人がパリ市に来ていいってこと? (OKですが、県をまたぐ移動は、外出証明書を作成した方がいいと書いているフランス語の記事や日本大使館からのメールあり。ただ、全員に伝わっている感じでなくて私の周りは気にしていない人が多い)
とある日本語の記事を読むと郊外からパリ市内に行くのは駄目なのかな、と受け取れるように、書いてある。夫に聞くと、「どうせ取り締まりないよ。大丈夫だよ」と言うけど、おどおどして過ごすくらいなら、辞めておこうかな、と思ったりもする。
実は、パリではなくて、ルーアンの路上で、車で監視している警察の取締りに遭った。夫も私も、マスクが鼻にかかっていなかっただけで、「何メートルも見ていた。2人分で罰金270ユーロ(約35000円)」と言われ、背筋が凍った。ルーアン中心部の路上だが、人が、多かったわけでもない。
結局、平謝りに謝って、実際には、払っていないが、地域によって、取り締まりの厳しさも違うなあ、と身に沁みて感じた。パリは、マスクしていない人すらしばしば見かけるが、ルーアンでは、路上でも、確かに鼻までしっかり、マスクしている人ばかりだった。
私の家の近くはここ1ヶ月、しばしば、夕方午後5時40分ごろから、警察の取り締まりを見かけてきた。警察の方も、4人から6人の集団で、お店や路上にいる人たちを取り締まっていたようだ。
2回のロックダウン中、何度か、警察が、路上でグループで話していたり、カードゲームしている人たちを取り締まっているシーンを見た。その時は警察の車が、6台くらい停まっていて、警察も30人くらいいて、やはり4−5人のグループで一切に取り締まっていた。今回は、あれは、しないってことかな?