今年の南仏の海水は冷たかった。
出発前、南仏に行くと言うと、南仏の海について、蘊蓄を述べる人が、たくさんいた。
今年の南仏の海はクラゲがうじゃうじゃいるよ、人がヴァカンス客がたくさんいる、地中海の水は汚いーいろんなことを言って来る人たちがいた。
右の耳から左の耳に聞き流して、私はコート・ダジュールの海が大好きなの!、とやってきた。ちなみに列車の切符もアパートの予約も2ヶ月以上前に終えていた。
クラゲは問題なかった。人も多いが、許容範囲。強いて言えば、車が多くしばしば渋滞が起こっている。ドイツ語、イタリア語、中国語など外国語もしばしば耳にした。
海の水の色は透明か紺碧で、まさにコート・ダジュール。上から見ても透明な海で魚が泳いでいるのが見えることもある。
だが、まだ、一日10分以内しか泳いでいない。
泳ぐと鳥肌になるからだ。
寒い! 寒すぎる。
ブルターニュやノルマンディーに夏に行って、泳ぐには私にとっては海水が冷たいので、夏のヴァカンスはコート・ダジュール方面しかない、と決めつけていたが、コート・ダジュールですらまだ、海水が冷たすぎる年もあるのだ。
海は眺めているだけでは面白みがない。あー、魚と泳ぎたい。
地球温暖化ではなかったのか?
ちょっと残念。