パリ徒然草

パリでの暮らし、日本のニュース、時々旅行、アート好き

プランタンデパートで夏の夢を見る

 私は今年の夏のヴァカンスの南仏ビーチ側の宿を既に予約した。なんと一軒目は空いているはずなのに断られてしまった。焦った。

 二軒目で予約が成立してホッとした。夏の海辺の宿は早めに予約しないと、直前だと値段は上がるし、そもそも空いている物件がないし大変なのだ。

 

 夢が膨らむ。今年はどんな水着を着よう。

 ここ(写真)はプランタンデパートの6階。テラスよりも1階下の階。水着売り場。夏のヴァカンスの夢がここにある。プランタンデパートの丸天井のガラスも美しい。

 

 テウール•シュル•メールの白い砂浜。マンドリュー•ナプールで見た魚たち。ヴィルフランシュ・シュル・メールの海の心地良さと夕焼け。ああ、そこは天国。以前に行った南仏の海を思いながら、水着を見る。

 ブルターニュ、ノルマンディー、ピレネー(コリウールなど)の海にも夏に行ったが、私には、海の水が冷たすぎる。泳げない。私は泳ぎたい。コート・ダジュールなら泳げる。そう、だから、コート・ダジュールを予約した。

 コート・ダジュールのファッションと、パリのファッションは同じじゃない。南仏に行くと、ファッションから黒の比率が格段に下がる。白やオレンジやブルーやピンク、黄色。だから、ヴァカンス用の服や水着、バッグを用意しないといけないのだ。

 それを夢見ながら選ぶ時間も楽しい。

BGMはMetronomyのThe BAY(レトロなプロモーションビデオも素敵!)

https://youtu.be/9PnOG67flRA

 

 1階上に登ってプランタンのテラスに行った。空は灰色。夢から引き戻される。まだ寒い。まだ私には帽子やマフラー、コートが必要だ。ヴァカンスはまだ先だった。ううう…。

 遠くにエッフェル塔が見える。日本にいた頃はこの景色が夢だった。パリも悪くないと思うこの頃でもある。