8月末、薔薇で有名なパリ16区のはずれにあるバガテル公園に行った。
この公園には、毎年、5月頃、薔薇の咲き始めで、まだ人出が多くなさそうな時期に来ていたのだが、今年は新型コロナウイルス騒動でその時期はまだ公園が閉まっていた。6月に行こうと思いつつ行きそびれ、薔薇の時期を逃してしまった。
8月にこの公園に来るのは初めてだったので新鮮だった。公園は季節によって花や色合いが全く違うので、楽しめた。薔薇も少しだけあって嬉しかった。晴れていれば、いつ来ても外れがない、いいところだー。
6月に来るのと違って平日のこの公園は人もまばら。ほぼ貸し切り状態。入場料2.5ユーロだが、パリ市民がゆっくりできる場所としても、お薦めである。
公園内には1777年に建てられた館もある。ルイ16世の弟で後にシャルル10世となるアルトワ伯 Comte d’Artois が義理の姉マリー・アントワネットと館を3ヵ月で完成できるかどうかの賭けをしてに63日で完工させたというエピソードを持つパーティ用の建物。館は「アルトワ伯の狂気 Folie d’Artois」と呼ばれたという。どんなパーティをしていたのだろう。