パリ徒然草

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パリ近郊そぞろ歩き⑤ ソー公園

 パリ市民は恵まれている。近郊列車RERB線に30分乗るだけで、広大でよく手入れの行き届いたソー公園(parc de Sceaux)を無料で散策できるのだ。200haの広さをもち、大運河、運河に臨むテラス、噴水や滝といった数多くの水の芸術作品が点在、彫刻、花壇などがある。まるで森の中にいるかのような場所も。

動画で広大さを確認して↓

https://youtu.be/NEJd-bFTYb8

 

 

【ソー公園のオランジュリーと花壇】

 

 ソー公園は造園家アンドレ・ル・ノートル(1613年ー1700年)によって造営された。ル・ノートルがフランス式庭園の様式を完成させたと言われる。主なル•ノートルによる庭園は次の通り。

 

ヴェルサイユ宮殿の庭園

ヴォー=ル=ヴィコント城の庭園

サン=ジェルマン=アン=レー城の庭園

サン=クルー城の庭園(城館は消失、庭園のみが残る)

シャンティイ城の庭園

ソー公園

テュイルリー庭園

フォンテヌブロー宮殿の庭園

イタリア・トリノの王宮の庭園

 このうち、ヴェルサイユ宮殿の庭園は入場が有料だが、ソー公園は入場無料で広大、パリ市内のテュイルリー庭園と比べると約8倍広さ。パリ市内から公共交通機関を使ったアクセスもいい。

 

 ソー公園の丘の頂上にある城館↓は元々ジャン=バティスト・コルベールが建てた巨大な城館とその庭園であった。現在はその一部が残り、イル=ド=フランス博物館となっている。

 

 公園のほぼ中央に100本以上の八重桜が植えられたボスケがあり、満開時にはパリや周辺在住の日本人が花見に集まって来る

 

 B線の降りる駅は、La croix de Berny,Bourg-la-Reine, Sceaux など。公園の中の行きたい場所によって駅を考えよう。 

 写真は8月22日に撮影。この日はLa croix de Bernyで降りて公園に入り、公園を横切ってBourg-la-Reineの駅から帰路についた。

【ソー公園入口】