火災による損傷から修復中のノートルダム寺院前を10月に通りました。ノートルダム寺院は、セーヌ川の中洲シテ島に建っています。
2019年4月15日夜(現地時間)に大規模火災が発生し尖塔などを焼失しました。私がそこを通った10月のその日、修復工事で堂内に入ることはできませんが、大聖堂が立つ広場から地下に下りる遺跡「クリプト」は見学できました。
工事中のため障壁が巡らされていて、ノートルダム寺院のファサードには近づけませんが、その壁には、ファサードについての解説のほか、子供たちが描いたノートルダム寺院の絵がプリントされていました。火災から半年後に、大司教が子供たちに呼びかけて描いてもらったものだそうです。
温かい色で素敵な絵でした。
本日、フランス2のニュースでこの工事の進捗状況について報道されました。火災時ノートルダム寺院は工事中だったので、倒壊した尖塔の周りには足場があり、その足場が火災によって滅茶苦茶な状態で残っていたのですが、その足場の部分を取り除く作業はほぼ終わったようです。時間はかかるし、困難を極めますが、工事は着々と進んでいるようでした。