パリ徒然草

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トローヴィル•シュル•メールに行った 念願の海!

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 昨日は日帰りでノルマンディーのトローヴィル•シュル•メールに行った。友達の家族が行くのに誘っていただいて、一緒に車に乗せていただいて、数カ月ぶりに海を見ることが実現した。ありがとう。

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 私は新型コロナウイルスの第二波が訪れるか分からないと聞いて、焦っていた。機会があるなら、早く旅行しなければ、と。今年の夏、一回も海を見ることができないとしたら、残念だ。一人旅で列車で行こうかと思ったりしていたので、ありがたい誘いだった。

 
 車で旅するというのは景色が変わるものだな、と思った。フランスで地下駐車場を見るのが私は初めてだった。現在、公共交通機関だとマスクをしないといけないので、とても疲れる。車だと、その点だけでも、この時期とても楽だ。

 ビーチにあるトイレですらマスク着用義務があった。水着にマスクして、トイレに入るのだ。いや、マスクがなければトイレすら入れない。日本でもそうですか? フランスでのこの状況は私には驚きである。トイレには清掃員がいて、使うたびに清掃してくれていて、とても清潔だった。

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【ビーチにある公共トイレ。右手にマスク着用義務の表示がある】

 渚で波の音を聞くだけでも心地よい。海辺のカフェで空を眺めたら真っ青な空にカモメが飛んでいた。空が高く、空気がパリよりずっと澄んでいる気がした。

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海の水に足をつけて、海岸線沿いの建物を眺めるだけで、うきうきする気持ちになった。

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 風が私にとっては冷た過ぎて、海から上がった後で冷えそうで結局泳がなかった。気温が21度程度だったので、こういう日は夕方から泳ぐのがいいかもしれない。

 最後にトローヴィルに行ったのは2016年で今回4年ぶりだったようだ。自分のブログを見て分かった。

http://franceartsanpo.blog.fc2.com/blog-entry-17.html

 サビニャックのポスターは街のあちこちに健在。トローヴィルの街を明るく楽しいものにしてくれている。

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 本来は今年の3月半ばにはイタリアのカプリ島アマルフィー海岸に行く予定で、切符も購入し、ホテルも予約していた。だが直前ですべてがキャンセルになった。

 私はだからこそ、機会があるうちに旅行したいと思うタイプだ。旅行にはいろんな条件がある。体調が悪いと旅行できない、仕事で忙しいとそれどころじゃない、さらに文化財や美術館は入館できなくなったり、見れなくなることすらある。

 例えば、同じく2016年に自分で書いたブログの中に、パリのノートルダム大聖堂の塔をテーマにしたものがある。若い人がパリに来たなら絶対行ってほしいと薦めたのだが、今では、実現できなくなってしまった。最近ではナントの大聖堂も火災に遭ったが、このようにいつでも見学できる、入場できると思っていたものが、そうではなくなってしまうことがあるのだ。

http://franceartsanpo.blog.fc2.com/blog-entry-5.html

 せっかく「Go To トラベルキャンペーン」があるんだから、旅行するいい機会じゃない? 私は日本在住の知り合いたちに言った。だが、私の知り合いは新型コロナウイルスを恐れている人、時間がない人が多いみたいだ。あまり強くは言えない。