パリ徒然草

パリでの暮らし、日本のニュース、時々旅行、アート好き

屋上からのパリ セーヌをまたいで


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 パリのデパート、ギャラリー•ラファイエットの屋上に登った。


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 屋上からのパリの景色は美しい。


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 ここは、庶民でも、屋上からの景色を望める数少ない場所。デパートが開いて本当にありがたい。

 

 パリは、デパート発祥の地(ボン・マルシェ百貨店が世界初と言われる)なのだが、19世紀前半までのフランスの商店は入出店の自由がなかった。このため、デパートは、「自由と平等」を謳うフランス革命の影響が出た大変政治的な空間だと指摘する人もいる。誰もが、お金持ちだろうが何だろうが、自由にお入りください、という空間なのだから。

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 後ろを振り返ると、ビルの谷間にモンマルトルの丘も見える。屋上には、若者が多かった。


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 ギャラリー•ラファイエット内部も美しい。有名ブランド店に列を作って並んで待つ人がいるなど、いつもの光景が戻っている。お客さんで賑わっていて、ほっとした。


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 ギャラリー•ラファイエットの前の横断歩道も人がいっぱい。

 

 一方、フランス語のウィキペディアのデパート(grand magasin)のフランスの項目を読むと、2020年は新型コロナのパンデミックの影響で、パリのデパートにとって最悪の年だったーとある。コンフィヌモンによって余儀なくされた長い期間の閉店、外国人観光客の激減、流行へのフランス人の関心の薄れ、ネットショッピング利用増加、首都への車の乗り入れ規制など、逆風に苦しんでいる。

 

 

 セーヌ川に移動。 
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 ところどころ人でごった返す場所もあるし、カフェに行列を作って並んで待つ人たちもいた。これがパリの日常という感じ。

 そんな中で、貸店舗の張り紙が目立つ場所もある。以前あった店が閉店したのだ。ソルボンヌ大学に近いサン•ミシェル大通りに目立っている。

 数ヶ月前にもこの場所に貸店舗の張り紙が目立っていると、このブログで書いたが、相変わらず張り紙のある店舗が数件あった。

 

 せめて、今頑張っている店、自分のお気に入りの店を応援しよう。

 

Grand magasin wikipedia

https://fr.m.wikipedia.org/wiki/Grand_magasin