恥ずかしながら、私はタプナード(Tapenade)を食べたことがなかったのです。
タプナードは、フランス南東部のプロヴァンス地方を発祥とするペースト。タプナードには黒オリーブを使用した黒のタプナードと、緑オリーブを使用した緑のタプナードの2種類があり、黒のタプナードの材料は、黒オリーブ、アンチョビ、オリーブオイル、にんにく、ケッパーのピクルスなどで、緑のタプナードの材料は、緑オリーブ、松の実、粉末アーモンド、にんにく、ケッパーのピクルスなどである。
1週間ほど前、南仏リル・シュル・ラ・ソルグに行ったとき、南仏ぽくって可愛いなあ、と吸い寄せられる様に、このお店(下の写真)に入りました。
レ デリス デ リュベロン(Les Délices du Luberon)。
店構えも店内も素敵です。
さまざまな種類のタプナードが置いてあって、私は4種類買いました。
その中のナス味のタプナードをリル・シュル・ラ・ソルグの川沿いのベンチでバゲットにつけて食べました。初体験でした。
お、おいしい。
南仏ボニューのレストランでも、タプナードを食べる機会がありました(上の写真)。黒オリーブのタプナードのようでしたね。
その後、最近パリに帰ってきて食べた、こちら(上の写真)は、デリス デ リュベロンで買ったドライトマト入りのタプナード。これまた、美味しい。
南仏で食べたラタトゥイユの載ったパンも美味しくて、味の濃い美味しい野菜を使っているせいなのかな、とも思いました。
日本語でタプナードと入力してネット検索すると、さまざまなレシピが出て来ます。私が時代に乗り遅れていたのでした。楽天などネットで、日本でも、レ デリス デ リュッベロンのタプナードも買えるようです(結構なお値段ですが)。
私も、近くのスーパーやデパートのタプナードも試してみよう。タプナードの美味しさは、最近の発見でした。
ちなみに暑くなったので、ビールのレモネード割り(パナシェ)を飲んだりしています。