日曜日。パリ•リヨン駅から列車で約40分、フォンテーヌブローの森に行き、デヌクー塔(Tour Dénecourt)まで登った。
【デネクー塔】
【シダ群生の向こうのデネクー塔】
【上の4枚は、塔の上からの景色】
デヌクー塔は136メートルの標高にあり、5メートルの高さ、360度のフォンテーヌブローの森のパノラマが見渡せる。1853年に建てられた。
フォンテーヌブローの森は、かつての王族の狩猟地で現在も広大な自然が保全されている。パリジャンの週末のレジャーの場所でもある。
デネクー塔の近くの岩場から、遠くまで見渡せた(上の写真)。
目的地以上に、途中のルートそのものが楽しかった。変化のある自然を見ることができる。
特に、苔むした大きな砂岩の岩石群とその間に生えている木々の織りなす独特の風景が凄い。自然のテクニックの凄さよ。人間のアート作品を超えている。
この風景を見ていると、室町時代に活躍した禅僧、雪舟の庭を思い出した。自然が作った枯山水の庭みたいじゃないか?
さらに、この時期、森独特の花も咲いている。
途中、2つの泉も見た。
【19世紀に整備された2つの泉】
山歩きの発着地は Fontainebleau - Avon 駅。写真を撮ったり、ピクニックしたりしながら、デヌクー塔まで片道徒歩約1時間半。
【Fontainebleau - Avon駅の地下通路】
デネクー塔(フランス語)ウィキペディア
https://fr.m.wikipedia.org/wiki/Tour_Denecourt
雪舟の庭のサイト