パリでは、屋外でのマスクは義務は、なくなった。14日、マスクをせずに歩いた。ふ~、息ができる~。人がいない場所でマスクする意味が分からなかったー。
パリの行政裁判所は13日付で、屋外全ての場所でのマスク着用義務について「感染対策としてふさわしくない」「過度の不均衡で不適切な個人の自由への干渉」として、取り消しを決めた。パチパチパチー。
新型コロナの感染対策として昨年12月31日から11歳を超える人に対し、パリの屋外の公共の場では原則としてマスクの着用を義務化されていた。違反した場合、135ユーロ、日本円で約17600円ほどの罰金が科される可能性があった。
パリの公園で警察が取り締まりをしていたと聞いたし、人通りの多い商店街で警察の取り締まりを見かけたし、元旦に黄色いベスト運動主催のデモ行進に参加したとき、警察がデモ参加者にマスク着用を呼びかけていた。
判断の理由について行政裁判所は「対策は感染リスクに相応するものでないといけない」とし、「市場や集会といったソーシャルディスタンスが保てない場所や時間に限定されておらず、法的な正当性が疑わしい」と述べている。弁護士のJean-Baptiste Soufron(ジャン•パチスト•スフロン)さんが訴えを起こしていた。
パリの行政裁判所の決定は、ベルサイユの行政裁判所のイヴリン県についての同様の取り消しに続くもの。
【一昨年8月、南フランスエズ村のゴミ箱に貼られたマスク着用義務を示す標識】