パリ徒然草

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どんな街に住みたい? 理想の住み家

今週のお題「好きな街」 

 今回のプロヴァンスの旅行で、いろんな宿に泊まった。ホテル3つ、レジデンス1つ、アパート1つ。それぞれに、良いところがあった。

 最近、メディア等でお見かけするウクライナのゼレンスキー大統領は世界中に11の住居を持っているそうだが、世の中、そういう人ばかりではない。私は2つすら持てそうにない。今、住んでいるアパートの一室を売って、いずれ、そのお金で新しい住居を買って南仏に移り住もう、と、夫との計画がある。

 今回の旅は、あるいはこれまでの南仏への旅は、数年後にどこに住むかを考える旅でもあった。旅先で不動産価格もチェックしている。

 だが、残念ながら、今回の旅でプロヴァンスは候補から外された。ミストラルに耐えられなさそうだから、である。夫はマルセイユから帰ってきて病に伏した。

 ラ・シオタ駅へ向かうバスを待つ時間、凄い風が吹いた。カストレという山の上の村に登ったときも、風が強かった。これも良い経験である。良いところだけを見るのではなく、現実を見る必要がある。


 実は夫は数年前にもマルセイユ旅行中気分が悪くなったことがある。その時もミストラルが吹き荒れていた。眼鏡が吹き飛ばされて、なくなった。


 何しろ、一つしか選択できない場合、その一つの選択は重大になる。どんな街に住みたい?と問い続けている。

 スーパーが近くにある方がいいなあ。今、住んでいるパリの住居は徒歩圏内に、スーパーだけで、10くらいある。BIO(有機栽培由来)のお店も3つある。冷凍食品のピカールもある。その中から選べる。週に6日の市場、イタリア食品専門店、肉屋、魚屋、八百屋なども徒歩圏内だ。

 一方で、旅先の宿泊施設は、海辺だったりするせいか、そこまでの選択肢はないことが多い。数日程度の滞在ならそれでいいが、住むとなると、どうだろう。

 
 一方で、いろんな宿に泊まってみて、ここが好きだな、ということがあった。

 バンドルのホテルの丘にある海の見える庭のテラス。

 
 マルセイユのホテルのバスタブ。

 バンドルのレジデンスの鏡台。


 ベッドは最初の3つのホテル(サナリーシュルメール、バンドル、ラ・シオタ)、どれも大きくて、寝心地が良かった。


 ラ・シオタのホテルには、宿泊者だけが利用できるサウナ、プール、ジャグジーがあった。木を見ながら、野外のジャグジーに入っていると日本の露天風呂を思い出した。


 自分の好きな空間、欲しい物、外せないものを知る良い機会でもある。

 次に引っ越す場所に、これらすべてがあるといいなあ!!!!そうだ!これらを全部、合わせたような家に住もう。