フランスのプロヴァンス地方、マルセイユの東約31kmにある港町、ラ・シオタに行った。そこには何もない、きれいじゃない、と二人のフランス人が私に言った。日本語のガイドブックも、あまり情報がない。だから、全く期待していなかった。
行ってみたら、とても良いところだった。
港の景色を見て、私はなぜだかイタリアのシチリア島のシラクーサを思い出した。
絶景の港で食事を取った。ネット上の評価はいまひとつのレストランだったが、私にはとても美味しかった。写真の羊料理の一皿は13.5ユーロである。絶景のごちそう付き。私は大満足だった。
そのうえ、町から20分くらい歩くとカランクもある。もう少し暖かいと泳ぐにはもってこいの場所。ちなみに、カランクとは、断崖絶壁の岩に囲まれた、入り江のこと。
このカランクのそばにミュゲル(Mugel)公園があってなんとなく公園を歩いたら、そこも素晴らしかった。
岩山が見えたり。
海が遠くに見えたり。
ラ•シオタは映画発祥の地としても知られる。
1895年にリュミエール兄弟が『ラ・シオタ駅への列車の到着』を撮影したことから映画発祥の地の一つとされる。(ウィキペディアより)。
リュミエール兄弟ゆかりの場所についてはまた別の回に譲ろう。