パリ徒然草

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中世の面影残る鷹の巣村ル•カストレを歩く 

 4月初旬、プロヴァンスの鷹の巣村ル•カストレ(Le Castellet)でピンク色のショールを買った。今日はそのショールを首に巻いている。全体にクリーム色のその村の中で、風にショールが揺れて、ピンクのショールは陽光に輝いて見えた。



 一周するのに一時間もかからない小さな村。伝統のビスケット店、雑貨店、キャンドルのお店、マルセイユ石鹸、帽子店。。。お店を見ながら歩くのが楽しい。お値段的にも良心的なお店が多い印象。石鹸のお店でラベンダーの匂い袋も買った。


 
 到着したとき昼食の時間も押していたので、2軒目に見つけたピザ屋さんで食事した。恐らくこの村で一番安く食べられるレストランだったと思う。ピザは美味しくて満足だった。飲み物も頼んで一人11ユーロ程度。後で村を歩いて、レストランはいくつかあったことを発見した。

 
 帰り際にコーヒーを飲んだ店↓。サービス係の男性がアジア人だと聞いて私にたくさん話しかけた。



 ル•カストレは、マルセル・パニョルのフランス映画『La femme du bouranger(パン屋の女)』の舞台でもあった。


 エズ、サン・ポール・ド・ヴァンス、カーニュ・シュル・メール、ロクブリュンヌ、トゥレット・シュル・ルー、コルド・シュル・シエル、ムージャンなど。フランスの鷹の巣村にもたくさん行った。一つひとつ特徴がある。

 ル•カストレの特徴はセンスの良い雑貨屋さんやお手頃価格の服飾品のお店が多いこと。それらのお店が村の景観とよく似合ってますますセンスよく見えること。

 プロヴァンスらしい外観の11世紀にできた石造りの教会があること。




 高台にあるので、プロヴァンスらしい大自然を見渡せること。

 向かいにある集落はカディエール・ダジュールだ。

 お城は現在、市庁舎として利用されていた。 


 城壁と門。

 ただ、のんびりと散歩し、食事を取り、買い物をするのにいい場所だ。


 このような美しい村にいつまでもそのままであって欲しい。