パリ徒然草

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パリに羊がいた。嬉しい驚き 椿がいっぱい

 パリに羊がいた。

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 ここは、パリ12区である。ヴァンセンヌの城やヴァンセンヌの森は行政区分では、パリ12区なのだ。パリの多彩な顔に驚く。


 パリ花公園(Parc floral de Paris)に行った。パリ12区のヴァンセンヌの森の一画にある35ヘクタールの公園・植物園である。

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 そろそろ黄水仙が咲いているだろうと行った。実際、黄水仙はたくさん咲いていた。

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 でも、嬉しい驚きは、その公園に椿の花がたくさん咲いていたことだった。

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 椿は日本原産。椿は、短歌、俳句、お茶にも登場する日本文化のイメージがある。でも、日本に長く住んでいても、こんなにいろんな椿を見たのは、人生初だった。ありがとう!パリ市の公園。


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 改めて椿は可愛いなあ、華があるなあ、と思った。


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 調べると、日本では、椿の切り花の展覧会も開かれていて、とても可愛い。行ったことない。いつか日本の椿の展覧会行ってみたいな、と思った。元気に長生きしたいものである。

 余談だが、椿の多くは花弁が個々に散るのではなく、萼を残して丸ごと落ちることから、椿は病人のお見舞いにあげてはいけない花なのだそうで、そこは注意が必要である。

 一方、フランスで椿というと、オペラ「椿姫」やシャネルのカメリア(Camellia)のデザインなど、華やかなイメージがある。

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 椿のフランスでの学名はCamellia japonica(カメリア ジャポニカ)。ジャポニカと「日本」の意味の言葉が入っているので、今でも、椿の花には日本的なイメージあるかもしれない。


 さらに、この公園には日本庭園もある。

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 もともと、地下鉄1号線シャトー•ド•ヴァンセンヌから最短距離でパリ花公園(Parc floral de Paris)に行きたかったのだが、道を間違って羊に出会った。

 そして、回り道して歩いたときに見た景色の広大さよ。

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 パリ市とは言え、ここは王の狩猟の森だったのだなあ、と感慨深かった。

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