パリ徒然草

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いまだ秋 紅葉を楽しむ風習はないが、紅葉は見れるフランス

 日本で、友人とドライブしたとき、友人は紅葉が見たい、と紅葉にこだわっていた。私も影響されるかのように、日本では、紅葉を探して、写真を撮った。私と彼女はずっと昔の秋の時期に紅葉を見るバスツアーに参加したことがある。日本の私の本棚には「紅葉の美しい京都の寺」を特集した雑誌もあって、パリまで、持ってきた。

 

 紅葉を愛でる、紅葉の景色を観光で楽しむーこの感覚は日本人だと結構ありふれている。日本では紅葉の名所を特集した地域の情報誌も見かける。しかし、考えてみれば、フランス人からそういう話聞いたことがない。私がパリで紅葉の写真を撮っていても、一緒に写真を撮るような人はまれだ。

 

 フランスに戻ってきたとき、あれ、探していた紅葉がここにある、と思って写真を撮った。だが、紅葉に惹きつけられているのは、その公園の中で私だけである。


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【今年11月末、パリで】

 

 去年、11月半ばパリから電車で約1時間の森の中で紅葉を見つけたとき、その森には私と夫以外誰もいなかった。日本のバスツアーで行った紅葉の名所が山奥なのに、大渋滞していたのと対象的だ。


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【去年11月半ば、パリ近郊サン・ジェルマンアンレーの森で撮影】


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【去年11月半ば、パリ近郊ドルダン近くの森で撮影】

 

 さて、フランスの四季は以下のように分けられている。

 

春 3月21日から6月20日まで
夏 6月21日から9月20日まで
秋 9月21日から12月20日まで
冬 12月21日から3月20日まで

 

 秋は9月21日から12月20日までである。このうち、パリやその近郊で紅葉が美しいのは、10月で、去年11月半ばに森に行ったとき、もう少し早く、来るべきだったと感じた。

 

 ちなみに、日本の気象庁は、季節を表わす用語として、春は3〜5月、夏は6〜8月、秋は9〜11月、冬は12〜2月と公式に定めている。


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【今年12月12日、パリで】

 

 だから、今日12月13日は日本では冬だが、フランスではまだ秋なのである。寒い、雪も降るかもで、これは、どう考えても冬ですよね、という気温なのだが、確かに、パリではまだ紅葉が見れる。これがすべて散ってしまった頃に冬が始まるということなのだろう。


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【12月12日、パリで。もうだいぶ終わりがけ】

 

【参照した記事】

フランス・パリで紅葉散策。市内からも行きやすい公園などをご紹介

https://www.huitieme8e.com/autumn-in-paris

 

https://philofrance.com/2476/