パリ徒然草

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ピカソ美術館 長女マヤさんを描いた作品が素晴らしかった

 天才芸術家、パブロ・ピカソ。人生の中で彼は二度結婚して、3人の女性の間に4人の子供を得た。このうち2番目の子供で長女、マヤ・ルイス・ピカソ(Maya Ruiz-Picasso)さんに関連する展覧会がパリのピカソ美術館で開かれている。

 

 マヤさんの母親、マリー=テレーズ・ウォルターは、1927年のある夜にピカソと出会った。当時、マリー=テレーズは17歳、ピカソは45歳だった。その9年前に、ピカソはバレエ団の踊り子だったオルガ・コクローヴァと結婚し、息子のパウロをもうけていたが、結婚生活はすでに破綻していた。 

 

 マリー=テレーズとピカソはマヤさんが8歳のときに別れたが、その後もマヤさんは父親と長い時間をともに過ごした。

 

 マヤさんは、父の代表作である絵画6点、彫刻2点、素描ノート1冊の計9点を相続税として昨年、パリのピカソ美術館に納めた。

 

 展覧会は、1895年から1971年までのピカソの作品を網羅し、新作9点は年代順に展示。また、親子関係という観点から、画家が娘に捧げる作品を制作しながら、幼少期への憧れを再び作品に反映させたことも紹介されている。

 

 マヤさんに敬意を表し、子供の頃のマヤシリーズも展示。マヤさんに関する2つの展覧会は12月31日まで。

 


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【子供のころのマヤさんがモデルの作品が一堂に集められ圧巻】


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【今回の寄贈作品「いすの下に座りキャンディーをくわえた子ども」、1938年】

 


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【スケッチブックも素晴らしかった】

 


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【マヤさん(左)とピカソ


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【マヤさんを撮影した写真。カッコいい】

 

 

 一方、4階で開かれている企画展「PICASSO À L'IMAGE」は、ピカソや最後の妻、ジャクリーヌ、家族や友人を撮影した写真、その写真から作った映像で樂しめた。カンヌにあるピカソの邸宅だったヴィラ、ラ•カリフォルニについても知ることができ、満足の美術館訪問だった。PICASSO À L'IMAGE展は、2023年2月12日まで。


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参照

ピカソ美術館の公式サイト(フランス語)

https://www.museepicassoparis.fr/fr/expositions-en-cours

Maya Widmaier-Picasso(ウィキペディア)

https://en.m.wikipedia.org/wiki/Maya_Widmaier-Picasso

 

Villa La Californie(ウィキペディア)

https://en.m.wikipedia.org/wiki/Villa_La_Californie