天才芸術家、パブロ・ピカソ。人生の中で彼は二度結婚して、3人の女性の間に4人の子供を得た。このうち2番目の子供で長女、マヤ・ルイス・ピカソ(Maya Ruiz-Picasso)さんに関連する展覧会がパリのピカソ美術館で開かれている。
マヤさんの母親、マリー=テレーズ・ウォルターは、1927年のある夜にピカソと出会った。当時、マリー=テレーズは17歳、ピカソは45歳だった。その9年前に、ピカソはバレエ団の踊り子だったオルガ・コクローヴァと結婚し、息子のパウロをもうけていたが、結婚生活はすでに破綻していた。
マリー=テレーズとピカソはマヤさんが8歳のときに別れたが、その後もマヤさんは父親と長い時間をともに過ごした。
マヤさんは、父の代表作である絵画6点、彫刻2点、素描ノート1冊の計9点を相続税として昨年、パリのピカソ美術館に納めた。
一方、4階で開かれている企画展「PICASSO À L'IMAGE」は、ピカソや最後の妻、ジャクリーヌ、家族や友人を撮影した写真、その写真から作った映像で樂しめた。カンヌにあるピカソの邸宅だったヴィラ、ラ•カリフォルニについても知ることができ、満足の美術館訪問だった。PICASSO À L'IMAGE展は、2023年2月12日まで。
参照
ピカソ美術館の公式サイト(フランス語)
https://www.museepicassoparis.fr/fr/expositions-en-cours
Maya Widmaier-Picasso(ウィキペディア)
https://en.m.wikipedia.org/wiki/Maya_Widmaier-Picasso
Villa La Californie(ウィキペディア)