パリ徒然草

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マレ地区 ギャラリーと庭散策

 数日前、マレ地区のボージュ広場に面したギャラリーで、この作品を撮影しました。


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 画家のパブロ・ピカソによって制作された作品「夢」を基に、コラージュで表現した作品です。細部を拡大すると切り貼りしているのが分かりますね。元のピカソの絵とは背景など細部は違いますが、柔らかな女性の曲線や安らいだ眠りの雰囲気などはそのままだと思いました。


 「夢」は、1932年、ピカソが50歳のときに描かれた作品で、モデルとなっている女性は愛人のマリー・テレーズ・ウォルターで当時22歳。このときピカソはオルガと結婚していました。高額で落札されたことがニュースになるような、有名な作品です。

 

 マレ地区を散策すると、たくさんのギャラリーがあって、美しいもの、新しいものを見ることができます。


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【ボージュ広場】

 

 平日午前中だったので、どの公園もあまり人がいなくてのんびりできました。下の2枚の写真はラザール=ラッシュリーヌ庭園 (Jardin Lazare-Rachline)です。


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 9月にマレ地区のGalerie Suzanne TarasièveでAlin Bozbiciu氏というアーチストの展覧会(下の写真2枚)に偶然出くわしました。


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 通りを歩いていてガラス越しに作品が見れるギャラリーも多いですが、展覧会の案内が外に出ていて、下記の写真のような中庭に入り、奥の建物で、展覧会が開催されていたりします。調べて行かなくてもぶらぶら歩いて好きな作品に出合えるのも、マレ地区ならではの贅沢な時間です。


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