パリ徒然草

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テンションが上がるシャンパン

 この一ヶ月嬉しいことに何度かシャンパンをいただく機会があった。完全に自慢である。そんなことを自慢してしまう自分がちょっと恥ずかしくもある。

 

 毎日シャンパンしか飲んでなかったとも言われるフランスが誇る天才ミュージシャン、セルジュ•ゲンズブールと違って、私が日本にいたらシャンパンは1年に1度飲むか飲まないかだっただろう。そう考えれば、この一ヶ月の贅沢さ、よ。

 

 フランスでは、日本よりずっとシャンパンが身近なのだ。特にクリスマスと新年のお祝いには必ずと言っていいほど登場する。

 

 さらに、新型コロナのせいで、レストランに行けない分、家で、ちょっと贅沢しよう、という機運があるのは確か。素敵なシャンパングラスで出していただけると、テンションが上がる。嬉しい。私は雰囲気が好きなだけで量は大して飲めないのだけれど。



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 ウィキペディアを読むと、シャンパンは、さまざまな映画の名シーンに使われていたり、船の進水式シャンパンのボトルを船体に叩きつける儀式が行われていたり、奥が深い。

 

 最近だと、シャンパンをフォアグラ、サーモン、魚料理、デザートに合わせていただいたけれど、どれも合っていた。もっとグルメな人はシャンパンのブドウの品種などによって細かくいろいろ言うのかもだが、私は十分楽しめた。


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シャンパンと一緒にいただいたブリオッシュというパンにサーモンを載せたカナッペ。サワークリームを少しかけるともっと美味しい】

 

 今日の夕食は、鯛のムニエル、シャンパンソースを作った。これまでスパークリングワインで作ったことはあったが、本物のシャンパンを使って作ると、ソースの香りが違った。(YouTubeにあったレシピを参考にした)

 

 約2年前、日本から来た、ある家族を案内したときに、エッフェル塔が良く見えるトロカデロ庭園シャイヨー宮内のCafe de l’Homme(カフェ ド ロム)に連れていったところ、シャンパンを全員に振る舞うと言い出し、自分が払うわけではないからこそ、お会計が気になったことを思い出す。今ではいい思い出だ。



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 カフェやレストランに行けず寂しい日々だが、レストランの2杯分で一瓶買えるのだと思えば、思い切ってちょっと高価な食材を料理に使うのもステイホーム時期ならではの楽しみかもしれない。

 

 

"シャンパン - Wikipedia" https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%91%E3%83%B3