パリ徒然草

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印象的な曲線 フランス共産党本部の建物

 世界的建築家オスカー・ニーマイヤーOscar Niemeyer(1907-2012)が設計したパリの建築物。それは1965年に建設が開始され、1980年に完成されたコロネル・ファビン広場(Place du Colonel-Fabien 19区)にある、フランス共産党本部の建物だ。

 

 現在は新型コロナのため建物には入れないが、外から見ても曲線をたくさん使った設計が印象的だ。


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 秋の文化遺産の日に中を見学したことがある。

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共産党本部内部の写真

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【上の2枚の写真は2018年9月に撮影】

 約一ヶ月前ル・アーブルに行ったときも、ニーマイヤー設計の文化施設があり、夜と昼で表情を変えるその建物が印象的だった。


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 1960年代から1980年代中盤にかけてのブラジルの軍事政権下においては左翼的な政治志向が嫌われたため、ニーマイヤーはブラジルでの設計活動を禁止された。ニーマイヤーは、1967年、フランスのパリに亡命に近い形で住み着く。その後の20年程はフランスを活動の拠点として、フランス、イタリア、アルジェリアなどで設計を手がけた。1985年の民政復帰後はブラジルに戻って設計活動を再開した。

 

"オスカー・ニーマイヤー - Wikipedia" https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%82%B9%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%8B%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%83%A4%E3%83%BC