おにぎりを持って、家の近くでピクニックした。
近所に住むフランス人女性は、去年の一回目のコンフィヌモン中に、すなわち去年3月末、女の子を出産した。これまでも1歳の女の子を乗せたベビーカーを押しているのとしばしばすれ違ってきた。
3回目のコンフィヌモン(もっとも彼女に言わせれば、今回は、一日中外にいてもいいので、コンフィヌモンとは言えない、ということだった)。これまでは、ばったり会った時、立ち話するだけだったのだが、彼女がオペラ地区にある「おむすび 権米衛(OMUSUBI GOMBEI )というお店のおむすびが好きで、しばしば食べると言ったので、私がおむすび作って近くでピクニックしようと提案して、公園で会った。
私が作ったおにぎりは、おかか、ツナマヨ、ツナをフライパンで炒めて醤油で味付けた物の3種類。味付けはごま塩とゆかり。海苔は食べる直前に巻く。日本から送ってもらった美味しい海苔でパリッとしていた。
(食べ物の好みは、子供の頃から食べてきた物に左右されて、おにぎりは、家庭によってかなり、違いますよね。ツナを使うのはこちらで手に入れやすいからです)
女の子は、とても、可愛くて、その笑顔に癒やされる。ただし、既に、歩き回る子なので、目が離せない。
そして、1歳の青い目の彼女は、おむすびが大好きだ。話には聞いていたのだが、見るのと聞くのとは大違い。ベビーフードを口元に持っていっているのに、遠くのおにぎりに視線も意識も奪われている。
見せたら途端におにぎりを欲しがる感じ。そして、私がおにぎりを食べ始めると、じーっとおにぎりを見つめているのである。すっかり、おにぎりの虜。その、仕草もまた、とても、可愛い。
ところで、ホームページを見ると、おむすび権米衛は東京を中心にたくさんの店舗があるチェーン店。お米と手結びにこだわって作っている。関東圏でしか、食べられないおむすびをパリで、食べられるとも言える。
私は1個平均2.3ユーロ(約300円)というお値段のせいで、まだ、おむすび権米衛のおにぎりを食べたことがないのだが、時間帯によっては大勢の人が列を作って買う人気ぶりなのだという。よし、今度、食べてみよう。
OMUSUBI GONBEI Palais-Royal店
27rue des Petits Champs 750001 Paris