私がなぜ一人で、凱旋門に行ったかというと、ベネックス監督の映画「ディーバ」のロケ地に行きたくなったのだ。もっと言うと「Sentimental Walk」(ウラジミール・コスマ作曲)が流れている明け方のパリと同じ場所でデートしてみたかった。それは、いつかそうしようと思いながら、パリにいるのにしていないことのひとつだった。
映画「ディーバ」のワンシーン
Sentimental Walk
https://youtu.be/lN_8qFinDBM
だが、夫は来ることができなかった。なぜなら、台所の天井の穴のために、私たち二人のうち最低一人は、工事の人を迎えなければいけなかったから。
いや、こう書くこともできる。私が寒い中、凱旋門に行ったのはしばしの間、工事の騒音と狭いアパートに工事の人たちと夫と3−4人で閉じ込められることから逃れるためであった。かといって、ワクパスを持っていない私は、シャンゼリゼ通りのカフェで朝食を取ることもできない。
もっと、暗い時間に来るべきだったが、すっかり明るくなっていた。
チュイルリー公園の噴水、映画の中の噴水と同じのように見える。置かれている椅子の形は変わっている。ここだろうか?
映画と同じ彫刻をいくつかの公園で探し回ったが、見つけることができなかった。
映画の中の女性の像は服を着ているが、マイヨールの裸の女性像しか、見つけることができなかった。
映画とは関係ないが、コンコルド広場の噴水、水の流れていない噴水も青空の下で存在感を放っていた。
オベリスクは工事中。
私と同じように映画「ディーバ」のロケ地に行こうという人はいるんだと思って、下のブログを読んだ。いつか、このブログで紹介されている2つの劇場にも行きたい。
パリロケ地マップJ:ジャン=ジャック・ベネックス1作品
https://filmshoot.exblog.jp/238134810/
家に帰って、がっかりした。夫に工事の監視を頼んでいたのだが(私は既に3回工事の人を迎えていたので、1回くらいはお願いしようと思ったのだ)、一部完全に穴が塞がっていなかった。結局、私がメールのやり取りをし、再度、工事の人を迎えなければいけないようだ。とほほ。