パリ徒然草

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ジャンリュック・ゴダール監督死去

 フランスの主要メディアは、13日、20世紀の映画史を代表するフランス映画界の巨匠、ジャンリュック・ゴダール監督が死去したと一斉に伝えた。91歳。
 ゴダール監督は、1950年代から60年代にかけてフランスの映画界に新風を吹き込んだ「ヌーベルバーグ」の旗手として知られる。
 


 1960年に公開した、映画「勝手にしやがれ」のほか、「気狂いピエロ」など数々の作品を手がけ、その作風は世界の映画人に大きな影響を与えた。
 
 2018年に公開された『イメージの本』は、『映画史』を彷彿とさせる無数の映画作品のコラージュで構成されている。カンヌ映画祭で審査員は映画祭史上初の「スペシャル・パルムドール」を授与した。監督を務めたゴダールにとって、本作が遺作となった。
 
約2年前のスイスでのインタビュー動画を見つけた。
 
2020年インタビュー
 
 ゴダールは日常生活に支障を来す疾患を複数患っており、居住しているスイスで「判断能力があり利己的な動機を持たない人」に対して合法化されている「自殺幇助」(安楽死)を選択。医師から処方された薬物を使用し亡くなったと伝えられている。ご冥福をお祈りします。
 
 それにしても、「勝手にしやがれ」と「気狂いピエロ」、ブリジット・バルドー出演の「軽蔑」は本当に印象的な映像だった。。↓
 
 
 
 
軽蔑 予告