パリ徒然草

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オープニングイベントが楽しかった!フランス国立図書館リシュリュー館

 

 

 パリの中心部にあるフランス国立図書館リシュリュー館(Bibliothèque nationale de France Richelieu)が12年の改修工事を終え、全面再開館となった。ヨーロッパ文化遺産の日の17、18日がオープンイベントで、盛大に祝った。

【Salle Ovale 】

 1区パレ•ロワイヤルの北側、2区リシュリュー通りにある。17世紀に作られたマザラン枢機卿ジュール・マザランJules Mazarin1602年7月14日 - 1661年3月9日の宮殿が起源。王立図書館だった時代も。

【Salle Labrouste】

 2つの閲覧室(Salle Ovale とSalle Labrouste)が圧巻。ここでなら、調べものも楽しそう。

 この日は、ダンス、曲芸、楽器演奏、演劇のような展示物の説明が至るところで繰り広げられ、終始お祝いの雰囲気。

 

閲覧室での音楽とダンスのイベント

https://youtube.com/shorts/-hUmXMfgF6o?feature=share

 

 

 二階は美術館。

 紀元前の石刻文字の展示物も。

 彫刻、アクセサリーなど展示物は多岐に渡る。時代もさまざま。

 

 中でもマザランギャラリーの天井画の美しさよ。

 マザランギャラリーは、1644 年から 1646 年にかけてフランソワ•マンサールによってマザラン枢機卿の要請で建設された。

 他にもロートレックのポスター、マチスドラクロワの作品など、図、版画と写真、硬貨、メダルなど、見応えあり。

 ヴィクトル•ユーゴーの手書きの「ノートルダム•ド•パリ」も展示されていた。そうだよね。昔は物を書くのも手書きだったんだ。

 階段も新しくなっていた。以前は大理石のクラシックな階段だった記憶。

 図書館でクラシックやジャズを聞けたわけだけど、この図書館は、音楽関連の原稿も所蔵していた。モーツァルトやラベルの本も見つけた。音楽、演劇、舞台芸術など、すべての芸術史が詰まった図書館だからこその、数々のパフォーマンスだったのだ。