パリの中心部にあるフランス国立図書館リシュリュー館(Bibliothèque nationale de France Richelieu)が12年の改修工事を終え、全面再開館となった。ヨーロッパ文化遺産の日の17、18日がオープンイベントで、盛大に祝った。
【Salle Ovale 】
1区パレ•ロワイヤルの北側、2区リシュリュー通りにある。17世紀に作られたマザラン枢機卿(ジュール・マザランJules Mazarin, 1602年7月14日 - 1661年3月9日)の宮殿が起源。王立図書館だった時代も。
【Salle Labrouste】
2つの閲覧室(Salle Ovale とSalle Labrouste)が圧巻。ここでなら、調べものも楽しそう。
この日は、ダンス、曲芸、楽器演奏、演劇のような展示物の説明が至るところで繰り広げられ、終始お祝いの雰囲気。
閲覧室での音楽とダンスのイベント
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二階は美術館。
紀元前の石刻文字の展示物も。
彫刻、アクセサリーなど展示物は多岐に渡る。時代もさまざま。
中でもマザランギャラリーの天井画の美しさよ。
マザランギャラリーは、1644 年から 1646 年にかけてフランソワ•マンサールによってマザラン枢機卿の要請で建設された。
他にもロートレックのポスター、マチスやドラクロワの作品など、図、版画と写真、硬貨、メダルなど、見応えあり。
ヴィクトル•ユーゴーの手書きの「ノートルダム•ド•パリ」も展示されていた。そうだよね。昔は物を書くのも手書きだったんだ。
階段も新しくなっていた。以前は大理石のクラシックな階段だった記憶。
図書館でクラシックやジャズを聞けたわけだけど、この図書館は、音楽関連の原稿も所蔵していた。モーツァルトやラベルの本も見つけた。音楽、演劇、舞台芸術など、すべての芸術史が詰まった図書館だからこその、数々のパフォーマンスだったのだ。